普通自動二輪免許で乗れるスクランブラー
2015年に登場したドゥカティ スクランブラーに続けと、ついに400ccモデルの「スクランブラーSixty2」が日本上陸をはたしました。注目なのは日本における免許制度で見ると、400ccモデルまでを対象とする普通自動二輪免許でも乗車可能という点。「スクランブラーに乗りたいけど、大型二輪免許を取りに行くには……」と思案していた方には朗報と言えますね。
803ccスクランブラーと見比べると、バイクとしての基本的な構造やスタイルに違いはありません。スイングアームやマフラーの取り回し、タンクカバーの有無、ナンバープレートステーなどがSixty2仕様になっているぐらいです。乾燥重量は167kgと、先代をさらに下回ります。やはり車体が軽いと、どこに出かけるにしても安心できますね。
「アイコン」「フルスロットル」「アーバンエンデューロ」「クラシック」とタイプ別にカスタマイズされていた803ccと違い、Sixty2はオーソドックスなスタイルのみで、カラーリングはパステル系の3色が用意されています。すでに803ccモデルでオートバイとしてのバランスの良さを立証しているスクランブラーですので、こうした違った雰囲気での演出は、新しい楽しみを発見するとっかかりになるでしょう。
もう一点特徴的なのは、オプション扱いだったローシート(低い仕様のシート)が標準装備であること。803ccと見比べると、シート高は790mmから770mmへと下げられています。2cmダウンは、足つきを気にされる方にとって注目すべきポイントと言えるでしょう。販売店で、803ccと399ccとで跨り比べてみるのもいいですね。
「これで400ccクラスが出ると嬉しいのになぁ」と、803ccモデルが登場した際のつぶやきをドゥカティ本社が聞きつけてくれたかのようなミドル スクランブラー。はたしてそのライドフィールはどれほど変わっているのか? 見た目ではわからないSixty2のキャラクターに迫ります。
>> 走り出したSixty2のキャラクターが明らかに!