気鋭の若手パティシエによる華やかなフランス菓子「パティスリー レザネフォール」
「パティスリー レザネフォール」は、2012年11月15日、恵比寿にオープンしたフランス菓子専門店。オーナーシェフの菊地賢一氏は、新宿のホテル「パークハイアット東京」で修業した後、系列の「グランドハイアット・シンガポール」やフランスの「パークハイアット・パリ・ヴァンドーム」にも勤務。帰国後、再び渡仏して、パリの「パティスリー セバスチャンゴダール」でも働くなど、最新のフランス菓子を経験してきた方で、国内外のコンクールで数々の受賞歴もお持ちです。
恵比寿本店オープン時の取材記事はこちら。
本店でも人気の華やかな生ケーキ類も目を引きますが、ここ「HINKA RINKA」の銀座店オープンにあたって考えられた限定商品や新商品は、新たな銀座手土産としても注目必至です。
「HINKA RINKA」限定品の「プティフール」詰め合わせは、小さな二口サイズほどの生菓子を中心とした詰め合わせ。こちらの店舗はパッケージも恵比寿の本店以上にこだわっていてカラフルなものが多く、8個入がイエロー、5個入が水色、4個入がピンクと、上品な色で統一されています。モンブラン、タルトシトロン、シュー ア ラクレームをはじめ、人気のプティガトーをミニサイズにした物や、フィナンシェといった焼き菓子も。1つずつが宝石のような愛らしさで、食べるのが勿体なくなるような手間隙のかかったアソート。ギフトや手土産に喜ばれること間違いなしです。
「スフレ オ ショコラ」は、「パティスリー レザネフォール」の2周年記念に発売されたチョコレートの焼き菓子で、ふんわりしっとり食感でいて濃厚なショコラ感が楽しめると人気の品。菊地シェフが、師でもあるセバスチャン・ゴダール氏から独立開業祝いに贈られたというフランス菓子の古典のレシピ本に書いてあった配合をもとに、自分なりに改良を重ねて完成させたという思い入れの強い品です。
さらに、今回のオープンに合わせて登場した新作の一つが「スフレ オ フロマージュ」。こちらは、菊地シェフがここ数年で試作する機会が増えているという“低糖質”のスフレチーズケーキ。一般的にお菓子に使われるグラニュー糖の代わりに低糖質の甘味料を使っていて、糖質の量をもともとの1/4くらいまで減らしているそうです。糖尿病の専門医にも試食していただき、意見を求めるなど研究を続けてきたと言います。
全体はふんわりしっとりしたスフレチーズで、土台にはビスキュイショコラが敷かれ、その上にレモンピールのコンフィを刻んだものが散らされています。ザクザクしたレモン皮の食感がアクセントとなり、クリーミーなチーズケーキがより爽やかな印象に。
最近は、「糖質オフ」が求められる傾向が、世の中全体で強まっています。ご年配の方や、ちょっぴりダイエットを気にかけている方にお持ちするお菓子としても、選択肢の一つになりそうですね。
「ヒンカリンカ シトロン」と「ヒンカリンカ ショコラ」も、限定品の焼き菓子となります。「ヒンカリンカ シトロン」の方は、フランスのシャンパーニュ地方産の蜂蜜とレモン入りのマドレーヌ生地。「ヒンカリンカ ショコラ」はショコラのフィナンシェ生地で、焼き上がりにブランデーのV.S.O.P.を打った大人向けの品です。1つずつ個包装なので、詰め合わせギフトにすれば、会社などへの手土産にしても分けていただきやすく、喜ばれそうです。
その他に、フランボワーズ風味の生チョコレート詰め合わせ「パヴェ フランボワーズ」も、今回のオープンに際して出された新作です。このピンク色の箱も、フランスの古いポスターやリトグラフを思わせるようなデザインがおしゃれです。
ギフトボックスや紙袋も、これまで恵比寿の本店で使っていたものを見直し、銀座らしいファッション性の高いデザインを新たに採用したとのこと。
また、百貨店などの場合、スイーツ店は、地下の食品フロアに集積されていることが多いですが、ここ「HINKA RINKA」をはじめ「東急プラザ銀座」の各フロアでは、アパレルや雑貨などのブランドが並ぶ中に、スイーツの店がとけこんでいる光景が多く見られます。
「パティスリー レザネフォール」も、アクセサリーやファッション雑貨の店に囲まれていて、それらの品々を見にきた女性のお客様にとっても、思わず足を止めたくなる“オアシス”のような憩いの場になりそうです。
<ショップデータ>
「パティスリー レザネフォール」
東京都中央区銀座5-2-1 「東急プラザ銀座」4階 HINKA RINKA(ヒンカリンカ)内
電話 03-6280-6754
営業時間 11:00-21:00
定休日 東急プラザ銀座 施設に準ずる
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