大木隆太郎の恋愛コラム/大木隆太郎の恋愛情報

恋愛起業家が語る「玉の輿」と「婚活イベント」の法則

エッセイストとして、ベストセラー「もういい人になるのはやめなさい(中経出版)」等、複数のヒット作をお持ちで、「人生・仕事・恋愛」という3つの視点から、お悩み解決や自己実現のための講演を多数行っていらっしゃる、エッセイスト・潮凪洋介さんとの対談です。潮凪さんとガイドとの共通するキーワードをもとに、恋愛の成功法則を紐解いていきます。

大木 隆太郎

執筆者:大木 隆太郎

恋愛ガイド

  • Comment Page Icon

 恋愛起業家同士が語る、恋愛と婚活の成功法則

c

恋愛で成功するには『できるところから変える』しかない!

エッセイストとして、ベストセラー『もういい人になるのはやめなさい』(中経出版)など複数のヒット作をお持ちで、「人生・仕事・恋愛」という3つの視点から、お悩み解決や自己実現のための講演を多数行っていらっしゃる、AllAbout 恋愛ガイドであり、エッセイストの潮凪洋介さんとの対談です。

潮凪さんとガイド大木の共通するキーワードをもとに、「恋愛の成功法則」を紐解いていきます。


起業家2人から見る、「起業家の恋愛事情」とは?

ガイド大木(以下、ガイド):今日の対談にあたり、事前に潮凪さんと私に共通するキーワードを探してみました。最初のひとつが「起業家」です。

潮凪洋介氏(以下、潮凪):よろしくお願いします。でも、僕の場合、自分が好きなこと、やりたいことがたまたま仕事になってきただけで、「起業家」という意識はないんです。大木さんこそ本当の起業家であり、成功者ですよ(笑)、 サクセスレベルが僕とは全然違いますから!

ガイド:いやいや、潮凪さんも私も恋愛に関係する事業に取り組んでいますから、同じ「恋愛起業家」ですよ。 まずは、私たち「恋愛起業家」が見る、「起業家たちの恋愛事情」から話しましょうか。

僕の友人がみな口をそろえて言うのは、成功する前にいい人を見つけないと本当の恋愛は難しいということ。起業家だという素性を隠して、お金ではない部分を好きになってもらえないと、その後の関係が上手くいかないということです。

潮凪:内面を見てもらえないのは、成功した人に共通する悩みかもしれません。とても深い悩みですね……。似たケースで言うと、僕の周りの起業家の友人は、成功すると付き合う女性のタイプが変わると言いますね。つまり、今まで付き合ってきたような……言葉は悪いですが……遊びで付き合ってきたタイプの女性とは結婚したくないから恋愛対象も変わる、と聞きますね。

ガイド:どう変わるんでしょう? 読者の女性のなかには、起業家とお付き合いしたい人もいらっしゃると思うので、そのタイプについて具体的に聞きたいですね!


起業家を捕まえられる? 意外な「出会いの場」

b

お付き合いする前に体の関係を作ってはいけない


潮凪:そもそも本命と本命以外の女性には、出会いの入り口で明確な線引きがあるので、最初の入り口で本命コースに入らないと、途中から本命コースに上がることはとても厳しい。起業家と付き合いたいのであれば、最初から本命コースに入りましょう!

ガイド:そうは言っても……読者がいちばん気になるのは、その「本命コース」への入り方ですよね(笑)。

潮凪:本命コースに入りたければ、「お付き合いする前に体の関係を作ってはいけない」というのは絶対ですね。起業家や経営者は、常にストレスやプレッシャーがかかっているので、つい男女関係となると、遊びではそういった短絡的な関係を求めてしまうことがありますが、成功した人ほど本命とはそういう関係にはなりたくないと思っているものなんです。

ガイド:そういった意味では、出会う場所も重要な気がしますね。例えば、合コンやセレブが集まるパーティーなどで出会う人だと、まず結婚に結びつかない気がします。どうでしょうか?

潮凪:私も出会う場所は重要だとは思っているんですが、逆に、合コンやパーティーで出会っても、交際の進め方によっては、結婚に至ることもできると思っています。意外に思われるかもしれませんが、たまたまクラブで会った人と意気投合して、その後、結婚に至ったという話を聞いたことがありますよ。クラブと言うとナンパなイメージがありますが、クラブで知り合った仲間みんなで海に行ったり、スポーツを楽しんだりと、爽やかな交際を経ることで、結婚につながったそうなんです。思いがけないところにチャンスがあった、と言っていましたよ。

ガイド:なるほど、飲食店の店員さんとか、街で道を聞いた人とか、ふとしたきっかけから交際、結婚に至った人は、自分の周りにもいますね。

潮凪:街で起こるハプニングや日常的なシーンを大事にしよう、と言いたいですね。運もありますが、いつ何が起こってもおかしくない。結局は、いつ出会いがあってもいいように準備する心がけが重要なんだと思います。


起業家との結婚生活、うまくいく夫婦のカタチとは?

ガイド:出会いも重要ですが、起業家との結婚生活も気になるところですね。統計によると年収1500万円を超えてしまうと、結婚率が急落します。年収が高いとどうしても人生を楽しむ方向に舵を切りますし、万一離婚したときの慰謝料などのリスクも激増します。

潮凪:男性の起業家は、自分の事業のサポートをしてくれる女性と結婚すると上手くいくのかもしれません。専業主婦ではなく、精神的な支えにも、事業への知恵を出してくれるようなパートナーですね。女性からすると要求されるレベルが上がってしまうのですが。

ガイド:実は、私の周りの起業家は正反対。上手く行っている夫婦は、奥さんは旦那(起業家)が何をやっているかすら知らないケースが多いです。例えば、海外出張や決算発表で疲れていても、「早く帰ってきて」とドヤされていたり……(笑)。

潮凪:えっ! それって起業家にとってみれば余計なプレッシャーになるような気がしますが、大丈夫なんでしょうか?

ガイド:むしろ、「俺のことを“人として”好きでいてくれる」と実感できるのが嬉しい、と言っていましたが、意外ですよね。僕もその話を聞いて、起業家や経営者は束縛されるのに慣れていないから、疲れてしまうのではないかと思いました(笑)。どうしても仕事で息苦しい状況に追い込まれることが多いですし。


「バイタル年齢」って? イベントで出会いを掴むための秘訣

d

「感動の青春を過ごしたい!」という思いで、イベントを主催しはじめた潮凪さん。

ガイド:さて、潮凪さんと私の共通点、もう一つは「イベント」ですね。私は街コンで100万人の男女の出会いを見てきましたし、潮凪さんも婚活パーティーを多数プロデュースされ、今も「芝浦ハーバーラウンジ」での毎週イベントを開催されていると聞きました。

潮凪:私は、ビジネスというより本当に趣味でイベントを開催していたんですよ。大学生の頃から、「感動の青春を過ごしたい!」と思っていたので(笑)。一時期、ビジネスとして展開しようとも思いましたけれど、それよりも「自分自身が楽しめる場を作りたい」というのが重要でした。好きだな、いいなと思う人が集まったり、アクティブな人が集まるイベントは本当に楽しいですよ!

ガイド:潮凪さん主催のイベントの現場は、同じ「恋愛の現場」ではありますが、いわゆる街コンとは雰囲気が違いそうですね。参加者たちは、お互いのどういったポイントをチェックしていると思いますか?

潮凪:ずばり、バイタル年齢」ですね。つまり、実際の年齢に関係なく、内面に生気にあふれた、活力に満ちた若々しさがあるかどうか。それは、おしゃれであるか、透明感はあるか、美しく見せようとしているかにもつながります。ちゃんと行き届いている人は、イキイキとしてとても魅力的に見えます。

もう一つはコミュニケーション能力。つまり、場慣れしているかどうか、ということですね。読者のみなさんにアドバイスするならば、雑誌やマニュアルを読んでばかりいるのではなく、一通りおしゃれをしたら、積極的に出会いの場に顔を出して場慣れしましょう、と言いたいです。

ガイド:まさに恋愛のメジャーリーガーが集まっている感じですね(笑)。街コンはその逆で、恋愛に必要なコミュニケーションが得意ではない人が多く集まっていて、普段は相手の電話番号も聞けないようなタイプの方が多いです。なので、イベントの内容も、どうやってコミュニケーションを取りやすくするかが重要になります。潮凪さんのパーティーに来るような人は、街コンにはあまりいませんね(笑)。

潮凪:それは意外でした! 街コンは出会いにアクティブな人が集まるイメージがあったので……。逆に、街コンではどういう女性がモテるのでしょうか?

ガイド:潮凪さんもおっしゃっていましたが、バイタルは重要ですね。コミュニケーションが苦手で笑顔がなく元気が無い女性が多いので、逆に、楽しんでいて笑顔が多い女性には人気が集まりますね。


恋愛で成功するには『できるところから変える』

a

エッセイスト・潮凪洋介さんとの対談。悩める30代独身男女へのメッセージとは?

ガイド:実は街コンには、参加者の年齢制限があるものが多く、35歳以上の人が参加できない場合が多いのです。実際、国政調査の情報によると、男女ともに35歳を超えると結婚できる確率が大きく減ると言われています。

私が代表を務める恋愛情報サイト「愛カツ」でも、婚活や結婚に関する意識調査をしてみたんですね。たとえば、自分の結婚への障害は何ですか?」という質問に対して一番多かった答えは、「出会いがない」でも「いい人がいない」でもなくて、「自分が決断できない」でした。

また、内閣府の調査でも、「自分が結婚したいかどうか」について、「わからない」という回答が、30代になると逆に増えてくるという結果が出ています。20代いろいろ頑張って上手く行かなかった人は、30代になると、もう自分が本当はどうしたいのか、何をすればいいのかわからない、「迷子」の状態になってしまうんですよね。そういう人たちは、どうしたらいいのでしょうか?

潮凪:当たり前なんですけど、自分に嘘をついていると結局ボロが出て上手くいかないし、続かない。そうすると迷いが出てくるんだと思います。まずは、できることから、あくまで自分らしく、ひとつずつ努力することを大事にしてみては。

さきほど話に出た、「交際前に体を許さないのが本命女性になるコツ」だったり、「起業家の旦那さんの仕事を気にせず、“早く帰ってきて”と怒るのが本妻」だったりするのも同じこと。相手に合わせすぎて自分がなくなってはダメなんですよね。焦って体の関係で落とそうとしてもダメだし、お金持ちだからって過剰に気を使っていてもダメ、ってことなんです。

じゃあ、具体的にどうすればいいのかというと、女性の場合、先ほども申し上げた通り「バイタル」、これに尽きますよ。夜遅くまで深酒をするような女子会には見切りを付けて、肌を整え、おしゃれをする。見た目を整えれば内面の意識も変化します。まずは自分なりにビジュアルを整えることが大事だと思いますね。

ガイド:なるほど。同じように35歳以上の男性に対してはどうでしょうか?

潮凪:同じように、まずは自分のできるところから変えてみると良いですね。例えば雑誌『Safari』を読んで、財布に数万円入れて服を買いに行く。上から下まで服を買い揃えれば、気分もアガります。あとは、恋愛するには訓練が必要ですから、どんどん実践の場に出ていきましょう。

ガイド:やはり、ビジネスも恋愛も、日常の心がけと実践の回数が成功への近道ということですね。今日はどうもありがとうございました!



【ゲストプロフィール】
潮凪洋介(しおなぎようすけ)

エッセイスト・講演家・ライフスタイルプロデューサー・イベントプロデューサー。株式会社ハートランド代表取締役。

シリーズ累計20万部突破のベストセラー『もう「いい人」になるのはやめなさい!』(KADOKAWA)、『「バカになれる男」の魅力』(三笠出版)、『仕事に殺されないアナザーパラダイスの見つけ方』(フォレスト出版)、『お金に殺されない人が大切にしている40のこと』(総合法令出版)ほか著書多数。大人の海辺の社交場「芝浦ハーバーラウンジ」を主催(毎週木曜日開催)。 2016年1月にクリエイターの化学反応の場所として「目黒クリエイターズハウス」を建設。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます