グランマ風「パッチワークや刺繍」に注目
年齢を感じさせない「おしゃれおばあちゃん」たちが話題を集める中、グランマ風の味付けも見直されています。ちょっと古風であったり、色味が昔っぽかったり。パッチワークやアップリケ、刺繍などのハンドクラフト的な飾り方もグランマたちが好むディテール。絵柄があまり精細すぎない、やや素朴であどけない見栄えのモチーフがダサかわ感を高めてくれます。
ニットカーディガンはレトロなたたずまい。正面ボタンを一番上だけ留める着方が懐かしい着姿に誘います。総レースのワンピースもあえてオールディーズな仕立てに。赤とピンクの色合わせにもノスタルジーが薫ります。キャミソールトップス、ネグリジェ風羽織り物などは寝起き風なだらけムードを醸し出しています。ヘッドピースやベルトにも、茶目っ気やいたずらっぽさを宿すアクセントが効いています。
タッキーもギークも、「整いすぎ」を意図的に崩す、やや上級者好みのテイスト。全身で取り入れると、本当のダサダサに見えかねないので、1、2点の取り入れにとどめるのが賢いバランス感。「着るジョーク」といった感じの知的なお遊びでもあり、分かってもらえる見え具合、間柄で試すのがよさそうです。春夏の装いは淡泊になりがちだから、ユーモラスな味付けとして取り入れてもいいでしょう。「ミュベール」の2016春夏コレクションルックから新トレンドとして関心を集めている着こなしを参考にしてみてくださいね。
【画像協力】
MUVEIL(ミュベール)
http://www.gallerymuveil.com/
【関連記事】
◆2016春夏ファッショントレンド「プレイフル&タッキー」
◆世界が認めた!ジャポニズムを着こなす新トレンド
◆「クロエ」の着こなしから学ぶ、絶妙ミックスの着地点
◆「ブルックス ブラザーズ」の新生レディルックに注目!
◆「バーバリー」トレンチコートとセレブのトレンチ着こなし
【ガイドの最新情報】
◆宮田理江 公式サイト「fashion bible」