天候不安定の季節、いきなり雨に遭うことも
季節の変わり目は天候が不安定な時期です。暖かくなったかと思えばいきなり雨になって冷えて、一日で10度近く気温が動いたりします。雨に濡れて体が冷え、油断すると風邪を引いてしまうこともあります。できれば濡れずに帰宅したいものです。「傘忘れ」で年1万円以上の損をしているかも
そして、その差が積もって年何十万円もの損をしているのです。マネーハック的に「傘忘れのマネープラン」を考えてみます。
「傘忘れ」で年1万円以上の損をしているかも
傘が安くなっている、とはいえ100円ショップでも100円では売っていません。200円(税別)か300円(税別)のことが多いでしょう。こういう傘は、数回使うと壊れてしまいます。ビニール傘は、コンビニであれば400~486円(税別)というところでしょう。仮に月2回弱買うということは、およそ年1万円の損ということになります。
この1万円は傘さえあれば使わなくていいお金です。家の玄関にビニール傘が何本もぶらさがっている、という人はちょっと反省したほうがいいかもしれません。
「傘はそんなに買わないよ、だってタクシーに乗るからね」という人は、もっとムダづかいしています。同じペースで「傘忘れ」をしてタクシー料金を払ったとすれば、年2万円になる可能性もあります。駅と家の距離によってはもっと高くつきます。
子どもが小さいからとか、体調が悪いといった理由なく、ひょいひょいタクシーに乗る人は、かなりムダづかいしている傾向があります。
風邪を引いたら経済的損失はもっと大きくなる
「傘代を払うのがもったいない!」とばかりに、雨の中を走って帰宅したことは誰でも一度はあるでしょう。確かに濡れて帰れば、傘代もタクシー代もかかりません。しかし、「濡れた結果が風邪を引く」というのでは、経済的損失はそれ以上になります。風邪で病院にいって薬をもらって帰ってくれば、2000円くらいの自己負担になるでしょう。
風邪が長引いて数回病院に行けば、年間の「ビニール傘代」の半分くらいムダにしてしまいます。傘を買わずに倹約したつもりが大損ということになります。
こういう生活スタイルが、経済的には大損をしてしまう人生を招くのです。
1000円の折りたたみ傘があなたのお金を守る
一番簡単な対策は「外出前に天気予報をチェックする」ですが、たいていの場合チェックしなかった日に限って雨が降るものです。「会社に置き傘をしておく」というのもいい対策ですが、職場の帰りでない限り、やはり雨に濡れる可能性は残ります。トートバッグやビジネスバッグで出かけるような人であれば、最高の対策は「折りたたみ傘」ということになります。
あなたがもし「折りたたみ傘ってデカいし重いでしょ、カバンにいつも入れるモノではないじゃん!」と思ってここまで読んだのであれば、それは大間違いです。
あなたがここ数年、折りたたみ傘を買っていないのであれば、最近の折りたたみ傘が「軽量化」「小型化」されている事実を確かめてほしいと思います。
折りたたみ傘の重さは、ほとんどスマホ1台くらいです。サイズもコンパクトなものが増えており、カバンの底にいつも入れておいても大丈夫なくらいです。
値段的にも1000~2000円(税別)で、お好みの傘を見つけてしまうことができます(それ以上の予算はむしろかけないほうがいい)。
AllAbout内まとめ記事にはこんなものもありました。ご参考まで。
かわいい・軽量・丈夫! おすすめ人気折りたたみ傘10選
私もカバンの一番底にwaterfrontの1000円ちょっとの傘を忍ばせていますが、98グラムと超軽量ですから晴れの日でも気にならず、いきなりの雨にも困らずにすみます。むしろ軽すぎて傘を持っていることを忘れてしまうくらいです。
おかげでこの数年、ビニール傘を買わずにすんでいます。
傘だけではない「なんとなくムダづかい」を消していく
今回は折りたたみ傘をネタにしていますが、こういう「備えれば買わずにすむムダづかい」が年1万円レベルのムダづかいになっているものです。スマホの充電用のモバイルバッテリーやケーブルを持たず、コンビニで充電用の電池を買う人などは、まさにこの「年1万円ムダづかい」の側の人です。名刺サイズでスマホ1回の充電ができるモバイルバッテリーを持ち歩くだけで、ムダな出費はゼロにできます。
クーポンアプリをチェックしないでファストフードに行くような人も、年間数千円は損をすることになります。ポイントカードの提示をサボるのも同じです。
一方、どこでも買える定番お菓子をコンビニで定価で買わず、スーパーやドラッグストアのセールをチェックする人は、年間数千円以上の得をします。
ひとつひとつの節約は、月数百円に満たないかもしれません。しかし問題は、そういう積み重ねの先に年10万円以上の節約がある、ということです。
折りたたみ傘をカバンに入れておくようにする、そんな習慣が節約を自分のものとする一歩目になるかもしれません。