家計簿・家計管理/食費、水道光熱費、レジャー費など変動費の削減

春休みのレジャー費・旅行費の節約方法

春は支出が増える時期です。暖かくなってきて家族でお出かけをしたい気持ちになる季節でもあります。家族で楽しい時間を共有することはとても素晴らしいことですね。だからこそ、どのようにこのレジャー費をやりくりすれば良いのかお伝えします。

二宮 清子

執筆者:二宮 清子

家計簿・家計管理ガイド

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3~5月は支出が増える時期

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進学時は支出が増える

春になると温かくなり、遊園地やフラワーパークなど、お出かけしたい気分になります。

しかし、3月以降も、ゴールデンウィークや自動車税、固定資産税、子どもの進学にかかる費用、年度はじめの会費、歓送迎会等の支出が多く控えています。

3月から5月は支出の多い時期ですが、税金や交際費、進学に関わる費用など節約のしどころが少ないのも特徴です。だからこそ、レジャーに掛けるお金に関しては、節約できるところはしっかり節約してメリハリのある家計にしていきましょう。

■ガイドが考える支出の多い時期

3~5月 歓送迎会、GW、自動車税、固定資産税、進学に関わる費用、年会費
7~8月 お中元、夏休み、お盆
12~1月 忘年会、お歳暮、お正月


レジャー費や旅行費の節約方法は実にたくさんあります。無料や簡単に割引が利くもの、そして普段の買い物で長期間に渡りポイントをコツコツ貯めてやっと使えるもの。これらを上手に組み合わせるのがポイントです。以下の要領です。

そもそもが無料のもの→公園や公共施設
簡単に割引が利くもの→前売券、割引券、学割、福利厚生
お金を使うことで貯まるもの→ポイント、マイル


家族と自分の好みを知ろう

まずは家族と自分がどんなレジャーが好きなのかを振りかえってみましょう。

どんな場所が好き?近所なのか?遠方なのか?車?電車?船?飛行機?キャンプが好き?ホテルが好き?遊園地系?スキーやスノボのアクティブ系?スポーツ観戦系?お城など歴史系?パワースポット系?アイドル追っかけ系?その他・・・。

以上の様に自分と家族のレジャー費・旅行費のお金の使いどころを把握できれば、それらに関わる割引率の高いモノをいくつか組み合わせることで大きな節約が可能となります。また、計画が早ければ早い程、早割を活用できるので、時間のある人ほど有利とも言えます。

経験することにお金を使う

我が家は子ども達にアウトドアの経験をさせる為にも、「1年に1回はキャンプをする」というルールがあります。以前「予算1万円(家族4人)でキャンプ!」とチャレンジしたことがあります。季節が良いとエアコンも要らず、設備の揃っていない格安コテージでも十分楽しめました。テントを張ればもっと余裕だったでしょう。

お金をかけて泊まるホテルや旅館も大好きですが、お金をかけずに普段とは違う不便さをどう楽しむかという視点も時には良いのではないでしょうか。

また、家族で楽しむ事は当然ですが、「経験する」ことにお金を使うようにしています。レジャーや旅行で、ただお金と時間と労力を浪費するのではなく、「その場所だからできる事、得られる事」といった事にフォーカスし、本やテレビ、ネットでは得ることができない体験や空気感を得て欲しいと思っています。

子どものいる家庭では、「あれが欲しい、これが欲しい」に悩まされる親御さんも多いでしょう。我が家の場合は、必ずお小遣いを財布に入れて持たせ、その範囲内で自由に使わせるようにしています。

それではハードルの低いものから高いものまでレジャー費や旅行費の節約方法を一気にお伝えしていきます。

レジャー費の節約

■無料遊べる施設をチェック・・・春休みやGWは無料の公園や公共施設などでも楽しいイベントが開催されている事も多くなります。

■無料開放日をチェック・・・動物園や入場料金がかかる施設でも無料開放日が設定されることがありますので、チェックしておきましょう。

■前売り券の活用・・・一定期間だけ開催されるイベントや映画には必ず前売り券が準備されています。早いうちから計画を立て、それらを入手しておきましょう。

■割引券や学割の活用・・・観光地では割引券が準備されている事も多く、一人100円~200円程度の割引があります。一人当りの金額は小さくても、家族全員分となれば、一人分の昼食代になる金額です。ネットで探す事も可能ですが、ホテル、観光施設、観光案内所などでもクーポンを配布しています。

■早割、ETC割引の活用・・・飛行機や新幹線など利用する時は早割の活用、高速道路を使う場合、ETC割引を活用しましょう。

■健康保険組合の福利厚生の活用・・・大企業など独自の健康保険組合がある場合、福利厚生の一環としてレジャーパークの割引、宿泊費の割引等が準備されていることがあります。一般的な割引券よりも割引率が大きいものが多い為活用しない手はないでしょう。

■航空会社のマイルを活用・・・飛行機に乗らなくても通常のクレジットカードのショッピングでマイルは貯まりますので、コツコツとマイルを貯めて飛行機代を節約しましょう。マイルと株主優待を併用すると尚効率よく旅行代を節約できますね。

■旅行会社のポイントを活用・・・JTBでは旅行代金に対してポイントが貯まるようになっています。楽天トラベルでも楽天ポイントが活用できます。できる限りポイントを集約して貯めていくことで旅行費がなどが節約できますね。
昨年、家族で海外に行ったら、家族4人の別府一泊分のポイントが貯まりました。

■旅行積立の活用・・・旅行会社が決まっている場合、旅行積立を活用するのも良い方法です。銀行に預金するより利回りは高く、お得な情報も入りやすくなります。

■株主優待券の活用・・・株式上場しているレジャー施設を持つ企業や、航空会社などでは株主優待券としてワンデイパスポートや割引券、飛行機の片道半額券などのサービスがあります。色んな割引がある中で、一番割引率が大きいのが株主優待です。好きなレジャーパークや航空会社の株主になっておくのも良いのではないでしょうか。以下の様にサンリオだと、25万円の投資でパスポートが3枚もらえるのでお得度は高いです。

・ディズニーランド→100株保有(株価約8,000円×100株=80万円)でパスポート1枚
・サンリオ→100株保有(株価2,500円×100株=25万円)でパスポート3枚

我が家の旅行費の節約方法は、まず行き先と予算を立てます。それからマイルと航空系の株主優待、旅行会社のポイントをフル活用しますが、閑散期だと、パックツアーの方が安くなるケースもあるので比較検討して予算内で納めるようにします。

レジャー費や旅行費は家族にとってかけがえのない費用です。だからこそ、節約できるところは節約して、使うところにはしっかり使って楽しんでほしい、経験してほしいと思っています。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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