スマホで注文できる、キャッシュレスのコーヒースタンド「THE LOCAL(ザ・ローカル)」
2016年3月10日、青山通りの宮益坂交差点近くに新スタイルのコーヒースタンド、THE LOCAL(ザ・ローカル)がオープンします。株式会社Showcase Gig のスマホアプリ「O:der」とGOOD COFFEEのコラボレーションによる画期的な注文方法を、さっそく体験させていただきました。
THE LOCALは待たずにキャッシュレスでコーヒーを受け取れる仕組みを実現。スマートフォンにアプリを入れておけば、事前にコーヒーを簡単にオーダーできるのです。コーヒー抽出が完了するとスマホに通知が来るので、THE LOCALに行ってテイクアウトしてもいいし、1階奥と2階に設けられた客席に座って楽しんでもいい。
急いでいるとき、コーヒーショップでこんな不運な体験をしたことはありませんか――。
注文カウンターに並んでいたら前の人がカフェラテを1ダース注文! バリスタはいきなり大忙し。事前に電話で注文しておけばいいのに…とか、気の利くバリスタならこちらの1杯だけの注文を先に作ってくれるんだけど…などと心の中でぼやきながら、うなだれて待つしかない。THE LOCALではそういうアンラッキーが回避されるわけですね。
注文のしかたは3通り。自分の好きな方法で
(1) スマートフォンにアプリを入れ、モバイル&キャッシュレスで注文。支払いは登録したクレジットカードから引き落とし。注文履歴からの再注文も簡単だそうです。
(2) お店のカウンターでバリスタに直接注文する。
(3) 店内に設置されているタッチパネルを操作して注文する。
(1)(2)(3)のいずれの場合も、注文時に番号を渡されます。その番号が壁のパネルに表示され、準備できたかどうかひと目で確認できる仕組み。
たとえば上から3番目、No.42のお客さまはモバイルでカフェラテを注文していますが、もう受け取れます。いちばん下のNo.41のお客さまはハンドドリップのコーヒーを注文していて、ただいまバリスタがドリップ中。
コーヒー豆は国内外の実力派ロースターから月替わりで
コーヒー豆はさまざまなロースターの高品質で個性豊かな銘柄を取り扱います。今月はサンフランシスコを代表する有名店のひとつRitual Coffee Roasters(リチュアルコーヒーロースターズ)、名古屋のTRUNK COFFEE、京都のWEEKENDERS COFFEE、そしてエスプレッソには東京・神田のGLITCH COFFEE & ROASTERSと実力、人気ともに高いロースターの豆が勢ぞろい。リチュアルのコーヒーを正式に販売するのは日本初となります。
カウンターで中心となって活躍するのはTOKYO COFFEE FESTIVALディレクターの大槻佑二バリスタ。
「コーヒー好きの人にも、コーヒーに興味のない人にも、コーヒーの魅力を届けたい。ここで毎日リアルに自分がコーヒーを淹れることができるのは良いチャンスだと思っています。まずは地域の方々に毎日来ていただけるよう、過ごしやすい雰囲気づくりにつとめたい」
GOOD COFFEEディレクターの竹内剛宏さんは「ここで日本各地や海外のおいしいコーヒーに出会い、気に入ればその本店にも遊びに行っていただけたら。そんな旅のきっかけとして地方のコーヒー店とお客さまをつなぎたい」と語ります。
THE LOCALのインテリアデザインも竹内さんが手掛けたもの。
「元からあったアンティークウッドの床を活かし、それに合う要素、いいと思うものを集めていったらニューヨークの昔ながらの床屋のような空間ができあがった。最先端のデジタルな仕組みを用いながらも、お客さまに提供するのはトラディショナルな職人の仕事。そういう両軸を表現できればと思います」
新しいシステムが街の人々にどう受け入れられるか、そしてどんなコーヒーが登場してくるのか、今後も楽しみに注目したいと思います。ぜひ一度体験してみてください。
menu
エスプレッソ 380円アメリカーノ 430円
カフェラテ 490円
カフェモカ 550円
ハンドドリップ 470円~
クイックブリュー 300円
アイスアメリカーノ 430円
アイスラテ 490円
アイスカフェモカ 550円
shop data
THE LOCAL(ザ・ローカル)【住所】東京都渋谷区渋谷2‐10‐15
【TEL】03-3409-1158
【OPEN】8:00~20:00、土日9:00~19:00
【最寄駅】JR渋谷駅、メトロ表参道駅より各徒歩8分