魅力的な表情は、第一印象アップにつながる
ネガティブに見えてしまう表情は、出会いや第一印象にも影響してしまいます。
人の第一印象を構成する要素はいくつかあり、服装やメイク、話し方などを変えることも有効ですが、今回は「表情」について考えてみたいと思います。お話を伺ったのは、顔ヨガインストラクターの小林かおるさん(以下、小林さん)。すぐに実践できる顔ヨガのエクササイズも教えていただきました。
表情が変わると、印象も変わる
自身も「顔ヨガを始めてから、顔がキュッと締まっただけではなく、笑顔を褒められることが増えた」という小林さん。生徒さんからも「自分に自信が持てるようになった」、「気持ちまで上がるようになり、人間関係が以前よりスムーズになった」という声が寄せられているそうです。ネガティブな印象を持たれる表情グセを改善して自然な笑顔をつくれるようになれば、コミュニケーション力アップにも役立ちそうですね。
優しい第一印象になる顔ヨガ「くちゃくちゃぱっ」
表情がカタイと「一緒にいて楽しくないのかな?」、「何か怒っているのかな?」と誤解されてしまうことがあります。まず1つ目は、こわばった表情筋をほぐして優しい印象になるエクササイズです。「血行がよくなり、肌ツヤがアップする効果もありますよ」(小林さん)
写真1:目をギュッとつむって、口を突き出し、顔をくちゃくちゃにします。
(2)そのまま、尖らせた口から10秒間程度、息を吐く
写真2:一転、目や口を大きく開きます。
(3)息を吐き終わったら、目も口も大きくあけ、顔全体を大きく広げるようにする【写真2参照】
(4)顔から力を抜いて、ゆっくりと目を閉じ、5秒程度リラックス。
(5)1~4を3回繰り返す。
自然な笑顔をつくる顔ヨガ「キラリスマイル」
素敵な笑顔の女性には、男女問わず多くの人が好感を持つものです。頬の筋肉をしっかり動かして、自然な笑顔が身につくエクササイズを教えてもらいましょう。「継続すると、頬の位置が高くなり、笑顔以外の表情も若々しくなる効果もありますよ。アンチエイジングにもおすすめです」(小林さん)。
写真3:歯にストローをくわえたまま、笑顔をキープし、「キラリスマイル」。
(1)ストローを犬歯(糸切り歯)に当て、噛みしめないように軽くくわえる【写真3参照】
(2)頬と口角を上げ、大きくニッコリ笑う。上の歯が8本見えるようにする。このとき、上の歯のはぐきと下の歯は見えないようにする
(3)そのままの表情を10秒以上キープした後、ストローをはずして力を抜く
(4)1~3を3回繰り返す
表情グセを改善する顔ヨガ「おでこロックde目ワイパー」
ネガティブな印象を与えてしまう表情グセがあると、相手に誤解される原因になってしまうことも。眉間のしわやヘの字口などの表情グセを改善する方法を教えてもらいました。「疲れたり怒ったりして見える表情のクセの緩和に役立ちます。目のまわりの筋肉を鍛えるので、目がパッチリ大きくなる効果も期待できます」(小林さん)。
写真4:おでこに手をあて目をうごかす。名づけておでこロックde目ワイパー
(1)額に両手をあてて、おでこと眉が動かないように軽く抑える。
(2)視線を左上・上・右上の順に動かす。ゆっくりとワイパーをかけるようなイメージでおこなって。【写真4参照】
(3)右上まで行ったら、上・左上と、先ほどとは反対の順番で視線を戻す。
(4)2~3を3往復繰り返す。エクササイズ中は、常に両手を額に添えて行うこと。
素敵な笑顔で、表情美人&印象美人に!
「生徒さんのなかには、表情が変わったことで周囲の男性からの反応が変わったという女性もいますよ。それが自信につながることで、表情がさらに良くなり、コミュニケーションが円滑になる好循環が生まれたそうです」と小林さん。
素敵な出会いは、ある日突然に! ということもあるもの。普段からコツコツとエクササイズをすることで、魅力的な表情を身に付けておきたいですね。
【取材協力】
小林かおるさん/顔ヨガインストラクター
美しい姿勢と歩き方の講師として、2,000名以上の指導経験を持つ。レッスンを重ねるうち、笑顔に自信がない女性の多さに気付き、顔ヨガを習得。自身もコンプレックスだった薄幸顔を克服。「顔」も「身体」も美しく変身させる講師として活動中。 小林かおるofficial blog