2016年3月のスケジュール
まいど、相場の福の神こと藤本です。相場を半歩先読みするためには、まず必要なのは今後何が起こる予定なのか、スケジュールを把握することです。今回は2016年3月のスケジュールを福の神流に解説いたしましょう。初旬・中旬・下旬の3つに分けて、ご紹介。重要度の★は、藤本の独断で最高三ツ星の評価をしています。3月のチェックポイント
3月は、日経平均株価の月足ベースでの勝率(月足陽線=勝ち)が過去26年間で14勝12敗(勝率53.8%)と小幅に勝ち越しです。JASDAQ指数も14勝12敗(勝率53.8%)と同様な動きとなっています。国内金融機関の決算に伴う売買があり、動きにくい相場展開となる可能があります。月末に掛けて、優待・配当取りの個人投資家の動きが活発化しやすいでしょう。初旬
初旬は月初の重要な統計発表が相次ぎます。1日には、中国の製造業・非製造業PMIが発表されるほか。今秋の米・大統領選を左右するスーパーチューズデー(党員集会・予備選集中日)があります。ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプがそれぞれ優勢のようです。また、4日には為替市場の大きな影響があり、米国の経済指標で最も注目される雇用統計が発表されます。一般的には、非農業部門雇用者数や、失業率が注目されますが、今回は賃金上昇率に注目が集まっています。また、10日に開催されるECB理事会も、欧州での更なる金融緩和が焦点になりそうです。1日(火)
★ 日本有効求人倍率、失業率
★ 日本法人企業統計 設備投資(10~12月期)
★★ 中国製造業、非製造業PMI
★★ 米国スーパーチューズデー(党員集会・予備選集中日)
★ 米国ISM製造業景況指数
2日(水)
★ 米国ADP雇用統計
3日(木)
★ 米国ISM非製造業景況指数
★★ 米国地区連銀経済報告(ベージュブック)
4日(金)
★ 米国 貿易収支(1月)
★★★米国 雇用統計(2月)
5日(土)
★★ 中国全国人民代表大会
6日(日)
7日(月)
★ 日本景気一致、先行指数(1月)
8日(火)
★ 日本 実質GDP(10~12月期、二次速報)
★ 日本 景気ウォッチャー調査
★ 中国 貿易収支(2月)
9日(水)
10日(木)
★★ 欧州ECB理事会
★ 中国 消費者物価指数(2月)
中旬
最大の注目ポイントは、14日、15日に開催される日銀金融政策決定会合でしょう。前回1月では、まさかの「マイナス金利」発表で市場を驚かせましたが、今回は、マイナス金利幅の拡大や量的・質的金融緩和の可能性があります。今回も要注目でしょう。11日(金)
★ 日本 法人企業景気予測調査(1~3月期)
12日(土)
★ 中国 鉱工業生産(1月~2月)
★ 中国 小売売上高(1月~2月)
13日(日)
★ 米国夏時間入り
14日(月)
★ 日本 日銀金融政策決定会合(1日目、~15日まで)
★ 日本 機械受注(1月)
15日(火)
★★★ 日本 日銀金融政策決定会合(2日目、終了後黒田総裁記者会見)
★★ 米国 FOMC(1日目、~16日まで)
★ 米国 小売り売上高(2月)
★ 米国 ニューヨーク連銀製造業景気指数(3月)
16日(水)
★★ 米国 FOMC(2日目、終了後イエレン議長記者会見)
★ 米国 住宅着工件数(2月)
★ 米国 消費者物価指数(2月)
★ 米国 鉱工業生産(2月)
17日(木)
★ 日本 貿易収支(2月)
★ 米国 フィラデルフィア連銀景況指数(3月)
18日(金)
★ 米国 ミシガン大消費者信頼感指数(3月・速報値)
19日(土)
20日(日)
下旬
下旬は、大きな経済イベントは無いですが、期末に近づき、思惑で市場が変動しやすくなります。また、権利確定日に向けて、配当・優待狙いの買いが入りやすくなります。21日(月)
★ 米国中古住宅販売件数(2月)
22日(火)
★ 日本 全産業活動指数(1月)
23日(水)
★ 米国新築住宅販売件数(2月)
24日(木)
★ 米国耐久財受注(2月)
25日(金)
★ 日本 消費者物価指数(全国2月、都区部3月)
26日(土)
27日(日)
28日(月)
29日(火)
★ 日本 失業率,有効求人倍率(2月)
★ 米国S&Pケース・シラー住宅価格指数(1月)
30日(水)
★ 日本 鉱工業生産(2月)
31日(日)
★ 日本 住宅着工件数(2月)
最後に
3月に予定されているスケジュールをキチンとチェックして、半歩先読みを行ってください!!*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社や証券会社のアナリストとしての意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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