しっかり慰謝料をもらって離婚するには

慰謝料や養育費をしっかりもらうためには、諦めずに「ごねる」ことも大切。その結果、離婚後の生活が安定することも多々ある

慰謝料や養育費をしっかりもらうためには、あきらめずに「ゴネる」ことも大切。その結果、離婚後の生活が安定することも多々ある

前回の記事『離婚時の慰謝料や養育費を「もらわない」という選択』では、離婚時の慰謝料や養育費について書いてきました。今回の記事ではより具体的な例を挙げていきたいと思います。

最後まで粘ったことによって慰謝料をしっかりもらうことができた、“ゴネ得”離婚もあるので、それについても紹介します。

計画的離婚ならお金の準備ができる

離婚はある日突然思いつくものではなく、用意周到な離婚の場合もけっこうあります。このような計画的離婚であれば、1年くらい前からお金の準備をすることができたりもします。あるいは資格をとって仕事を見つけて自活できるようになっていることも多々あるので、生活していくことは十分に可能でしょう。

ただ、男性が計画的離婚を考えたときには、ちょっと厄介になってきます。財産を隠してしまうことがあるからです。

基本的に旦那さんがお金を稼いでくる家庭では、給料が銀行振込になっているとは思うのですが、明細をしっかり見ないと知らない間に財産を築いている場合もあります。そうならないためにも、日頃からお金の管理はしっかり行っていたほうが無難といえそうです。

もちろん、女性の方が財産を持っていることもあるので、立場が逆になったときでも同じです。

突然、行方不明になることもある

日頃から離婚の雰囲気を感じているのなら準備もできるのですが、突然相手が行方不明になることも。こうなった場合、慰謝料も養育費も誰に請求すればいいのかわからないので、本当に困ります。

相手の親が健在ならいいのですが、すでに亡くなっていたりすることもあります。それに行方不明になるということは、ほとんどの場合会社を辞めてしまっているので、頼る人がいなくなってしまうのです。

しかしながら、ときに会社を辞めずに違う家から出社していることもあります。つまり浮気相手の家から出社しているということです。この場合には会社や家に押し掛けることができるので、どうにかつながりは保つことができ、話し合いの末の離婚になることもあります。

離婚時の慰謝料をもらうためには粘りが必要

離婚の形は様々ですが、慰謝料をめぐって相当ゴネた方もいます。今回紹介するのは、結婚1年で破局、旦那さんは妊娠5カ月の彼女を置いて別のマンションに出て行ってしまったというケースです。

旦那さんの職業は医者(開業医)で、年収は普通の会社員の10倍以上。離婚の原因は奥さんの浪費癖です。彼女はもともとお嬢様育ち。一方、旦那さんはサラリーマン家庭で育ち、奨学金で大学に進学した人でした。そんな2人が結婚しても金銭感覚が全く違うので、やがて旦那さんのほうが家を出て行くことになったそうです。

この状況を黙って見ているわけにもいかず、まず彼女は彼の病院へ行きました。妊娠していたのでお腹は大きくなっていましたが、何度も病院に行き、ときには待ち伏せをするほどだったと聞きます。こうなると旦那さんのほうも逃げることができなくなり、弁護士が入ることになりました。

彼女は離婚をしたくないし、ゆくゆくは子どもも生まれます。でも旦那さんはどうしても離婚をしたいと言い張る有様。そうしているうちに子どもが生まれ、このタイミングで彼女は考えを変えました。離婚をして慰謝料と養育費を要求しようと考えたのです。離婚の原因は彼女の浪費癖だったかもしれませんが、粘りに粘って最終的にマンションと慰謝料6000万円をもらうことができました。

離婚に強い弁護士をつけるべき

彼女がなぜここまでできたのかというと、実は弁護士がとても優秀だったのです。弁護士はそれぞれ得意分野があるので、離婚の話し合いなら離婚に強い弁護士をつけるべきです。

もし最初の弁護士が離婚が得意ではないのであれば、紹介してもらうのばベストでしょう。弁護士にはこういったネットワークがあるので、遠慮せずにお願いしてみたほうがいいと思います。

ちなみにですが、今回の彼女の行動は、見方を変えればストーカーになりかねません。いくら配偶者とはいえ、別居状態でここまでのことをすると、訴えられる可能性もゼロではありません。

彼女の場合、離婚の話し合いが終わったら押し掛けることはなくなりましたが、その後も続いた場合にはまさしくストーカーです。そうなると慰謝料の話もなくなってしまうかもしれないので、責任ある行動を心がけましょう。

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