恋がうまくいかないのは、目的意識が明確でないから
なぜ恋愛がうまくいかないのか。それは目的が定まっていないからかも。
そんなみなさんにお伝えしたいのは、自身が今、その相手との恋愛で「どんな結果を出したいか」を知ることで、すべき行動も結果も大きく変わってくるということです。
「まずは目標設定を!」というのは、私が講師を務める恋愛コミュニケーションスクールでもまっさきに指導するくらい、非常に重要なことです。そして、それに合わせて自分を変えていくことも重要です。
ビジネスにおいても、目標が絞れずにやみくもに行動すると、二兎追うものは何も一兎も得られない……という状況になりがちなもの。
恋愛の目標といえば、「交際をしたい」、「結婚したい」の2つが代表例だと思いますが、それぞれの目標設定によって「好きにさせるポイント」が変わってきます。つまり、今目指すの恋愛なのか、結婚なのかによって、その手段はまったく反対といってもいいほど違うのです。しかも、「交際しなければ結婚は難しい」ので、その相反するものをうまくつなげることも、重要なテクニックです。
交際したいなら、心地よい「刺激」を与えるのがポイント
恋愛では、服装やしぐさで、男らしさや女らしさをわかりやすく表現して相手を刺激するのが大事。
「らしさ」というとさまざまな意見があると思いますが、まずは見た目を女性らしく、男性らしく見せることが大事です。初対面の印象で、恋愛対象になるかならないかを判断されることが多いからです。
たとえば服装なら、コーディネートのテクニックやブランドの知識をつけるよりも、カラーコーディネートから入るのが簡単です。男性は男性らしさを感じさせやすい黒や茶色をベースに、女性は白やピンクなどの明るく華やかな色をベースにし、カジュアルよりもすこしドレッシーな印象を取り入れます。あとは、男性ならば肩幅や胸板、女性ならばボディラインを強調するようなアイテムを選ぶとより、刺激が生まれます。仕草については、男性がリードし、女性は愛嬌のあるリアクションを心掛けましょう。
結婚したいなら、ほどよい「生活感」
結婚したいならよい意味での生活感として、家庭的な面をアピール。
理由は、結婚は生活を共にすることとも等しいので、刺激……つまり女性らしい、男性らしい、セクシーさなどだけでは、イメージがつきにくいもの。一緒に暮らしたときにこんな生活ができそう、と相手に思わせることで、結婚の二文字がイメージしやすくなるのです。
独身男性が「家事ができる女性がいいな」「料理ができる女性がいいな」ということからも、その重要性はわかるのではないでしょうか。
しかし、「生活感」が出過ぎるのもNGです。生活感と手抜きは違います。恋愛中に心掛けていた、身だしなみや仕草が乱れてしまうと、「結婚したらこんな風に堕落するタイプかな」などと思われてしまいます。
恋愛と結婚は反対であり、共通点もある
ひとことでパートナーを見つけるにも、目的を定めるべきです。
恋愛は見た目で女性らしさ、男性らしさをアピールすることが大事で、結婚は生活感の中で、女性としての役割、男性として役割をアピールすることにつながってくるのです。
それがわかったらまずは実践しつつ、次の段階では、どんな恋愛、どんな結婚をしたいのかも考えてみましょう。
専業主婦を目指している女性ならば、恋愛中はかわいい女性に見える服装や仕草を心掛けた上で、お母さんゆずりの料理を作ったり、手作りのプレゼントなどで家庭的な魅力をアピールすべきでしょう。
ですが、バリバリはたらく女性を目指しつつ、その延長線上に恋愛や結婚を考えるなら、恋愛中は仕事の合間にも美容室に通って身だしなみを整えるような女性らしさがあり、自宅では、時短料理でサッとおつまみを作れるような器量をアピールするのもいいでしょう。
男性の場合も、イクメンを目指すのか、俺について来いという男らしい夫を目指すかを、彼女にアピールするといいのではないでしょうか。
このようなことを考えて行動すると、恋愛や結婚の成功率が高まりますよ。
恋愛は心地よい「刺激」、結婚は、ほどよい「生活感」を。
by. 坂井敏昭
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