気温が低い時はバッテリー消耗が早くなる
冬の季節に野外で撮影する際、気をつけたいことがあります。それは、気温が低くなるほどバッテリーの消耗が速くなるということです。気温が低いところでの撮影では、常温での使用時と比較すると数段速くバッテリーが消耗されます。いつも通り撮影していても、気が付けばバッテリーの残量が少なくなっていたということが、特に冬には起こりがちです。
対策として、寒い日は予備のバッテリーを持参するのがおすすめです。また長時間に渡り寒い野外で撮影をする場合は、カメラボディーに簡易カイロを巻きつけておくとバッテリーの消耗が速くなるのを多少は軽減できます。状況に応じて試してみるといいでしょう。
身近な冬の植物を探してみる
身近なところで冬の風景を撮るには、植物を観察してみるのが最も手っ取り早い方法です。探してみると、案外冬に花を咲かす植物は見つかります。
寒桜は、冬に花を咲かせる桜。枝につける花の数はソメイヨシノなどに比べると少ないですが、この季節にピンク色の花を見つけるとどこか気持ちが和むものです。そんな少し暖かくなった気持ちを写真に表現してみるのもよさそうです。
ロウバイは、黄色い花を咲かせて見た目にも鮮やかです。公園などで花を咲かせていることもあるので近くの公園などを立ち寄ったときに探してみるのもいいでしょう。ロウバイの花は下に向かって開くのでローアングルで狙うと花は撮りやすいです。
他にもスイセンやツバキなど冬に咲かせる花は少なくないので、冬の花を探した撮影散歩も楽しそうです。
雪の被った冬の富士山を探して撮ってみる
富士山は一年中それぞれの季節の風貌を見せますが、その中でも山頂に雪が被った姿はトレードマークといってもいいでしょう。
関東近辺で天候がよいときに、ちらっと見える富士山を狙って撮るのも十分楽しいです。ふとした場所で富士山が見える場所を見つけたときは、嬉しい気分になるものです。
また、東海道新幹線の車窓や上空を飛ぶ国内線の窓から撮るという方法もあります。この場合は事前に富士山が見える側の座席を指定しておくことが大事です。
天候に左右されますが、それだけに晴れた空をバックに雄大な富士山が撮れると気分は最高でしょう。
寒さのなか湯気の上がった暖かさを見つけてみる
冬の寒さを写真に表現する方法のひとつとして、暖かいものから上がる湯気を撮るという手法があります。
冬の街中で湯気が上がっているところを見つけることは少なくありません。縁日などに並ぶ屋台のおでんや、暖かい食べ物から湯気が出ているのを見かけます。また、カフェのテラス席でコーヒーカップから上がる湯気も、暖かさを見せるには絶好の被写体です。
これらのように身近にある冬の風景を探して撮影散歩に出かけてみてはいかがでしょうか。