確定申告シーズン到来
今年も確定申告の時期がやってまいりました。2016年の確定申告期間は、2016年2月16日(火)~3月15日(火)です。この期間に2015年1年間分の会計結果を税務署へ報告(確定申告)することになっています。面倒で煩雑な作業が伴うというイメージがありますが、今では便利な会計系アプリも数多く提供されています。今年はそんなアプリを駆使してスマートに確定申告をすませてしまいましょう。
確定申告って何?
確定申告とは、1年間(1月1日~12月31日)に所得のあった人が所得税と復興特別所得税の額を「申告納税」する、また納め過ぎた所得税と復興特別所得税の「還付申告」をする税務処理のことです。今年初めて確定申告するという人はこちらの記事「今さら聞けない、確定申告って何?」のご一読をおススメします。アプリを使うとこんなことができる
たまりにたまったレシートの束、難しい仕訳、これは経費になるのか?これは収入になるのか?はっきり言って確定申告はとっても面倒くさいものです。そこでアプリを使えばこんなことが可能になります。- スマホアプリにいつでも取引入力ができるので、確定申告が早く、楽になる
- 1年分の治療記録や医療費を記録して確定申告に備えられる
- 家計簿感覚で支出の記録ができるので収支内訳書もラクラク
bizNote for 弥生オンライン:簿記を知らなくてもOK
会計ソフト、確定申告ソフトの「弥生」が提供するスマホアプリです。確定申告に必要な、取引の入力に特化した個人事業主向けのアプリです。簿記の知識がなくても利用可能で、「弥生オンライン」でPCと連携して使用すれば、確定申告書の作成まですることができます。
Andoroidの方はこちらからダウンロード
フリビズ:個人ビジネスの収支管理アプリ。確定申告にも便利
オークション取引、フリマ、ネット通販、クラウドソーシングなど、副業やフリーランスで稼いでいる人向けの収支管理アプリです。オークションや通販サイトなどの出荷データを入金データと紐づける機能もついています。
Andoroidの方はこちらからダウンロード
クラウド会計ソフト freee(フリー):スマホのみで確定申告完了
会計ソフトでは初となる2013年度グッドデザイン賞受賞のクラウド会計アプリです。青色決算書と確定申告書の作成がスマホででき、作成した書類をプリンターやコンビニエンスストアのプリントサービスなどで印刷すれば、スマホのみで確定申告を終えることができます。
Andoroidの方はこちらからダウンロード
通院ノート:医療費控除の準備、通院記録も家族分まとめて簡単管理
通院時の治療記録、医療費をまとめて簡単に管理できるアプリです。毎回の医療費や診療内容、次の診療日までの全てを記録することができます。交通費やレシートの写真まで記録でき、さらに記録したものは丸1年分CSVデータに出力してパソコンでも編集することも可能です。
Andoroidの方はこちらからダウンロード
税得【2015年版】:税のおトクをカンタン計算
賢い税金支払い方法のための計算アプリです。ふるさと納税、住宅ローン控除、医療費控除などに関する計算機能がついており、医療費控除の対象となる具体的な例示を約250件、所得区分の具体的な例示を約500件収録し、様々な疑問を解決してくれます。
延滞金と延滞税の計算:税金滞納者はこれで延滞金を計算
県税(自動車税、不動産取得税及び事業税等)や市税(軽自動車税、固定資産税及び市町村民税等)の延滞金及び国税(所得税、消費税等)の延滞税を計算するアプリです。税金を滞りなく払っている人には必要ありませんが、延滞している人にはありがたいアプリです。
確定申告はどんどんカンタンに
国税庁の発表によると、2016年分(つまり、2017年に提出)の電子申告からは、携帯電話での認証が可能になる予定だそうです。 現在は電子申告するのに住民基本台帳カードとICカードリーダーでの本人認証が必要ですが、予定では2017年からはこの2つが不要となり、携帯電話での認証が可能になります。このように確定申告はどんどん簡便化していくと思われるので、会計系アプリの需要もさらに高まっていくと思われます。