エビのデザインで話題のいろどり年賀はがき
2016年用の年賀はがきとして最も話題を集めたのは、いろどり年賀はがきではないでしょうか。いろどり年賀はがきは2009年用としてうぐいす色のものが発売されてから、毎年発行されていますが、今年のいろどり葉書はとりわけ独創的なデザインが光りました!一見すると花柄に見えるデザインですが、よく見ると花びらなどがすべておめでたいエビでできています!よく見ると、葉っぱやハート型の部分までエビが集まってできているという芸の細かさ。デザインを担当したのは、日本郵便の星山理佳(ほしやまあやか)さんです。ちなみに星山さんは2015年用の寿司・天ぷら18円海外グリーティング切手に続いて、すき焼き・ラーメン18円切手のデザインも担当しています。
もう1つの星山作品・絵入りはがき全国版
星山理佳さんに関心を寄せられた方であれば、もう1つ注目いただきたい作品があります。それは1983年以来のロングセラー商品となった、絵入り[寄付金付]全国版の2016年用です。裏面には親ザルが子ザルを温かく見守る様子が描かれていて、穏やかな春の訪れを感じさせますし、一定の存在感を保ちながらも、通信文を引きたてるように計算された構図と色づかいは見事です。すっかり定番の隠れミッキー
人気のディズニーキャラクター年賀はがきは、2016年用にミッキーとくまのプ―さんの2種が発行されました。2008年用の年賀はがきから数えて実に9回目の発行です。2016年用もそれぞれに5ヵ所ずつミッキーマウスが隠れています。隠れミッキーはかなり意表をつくような場所にも潜んでいますので、ぜひ手にとって注意深く探してみてください。
オリジナル用年賀はがきも見逃せない!
ガイド自身が個人的に注目しているのは、2007年用から始まったオリジナル用年賀はがきです。通常のはがきとは違い、印面下の「年賀」の表示と、下部にある抽選番号欄の飾りの部分が自由に設定できるのが特徴です。印刷を発注する場合、当初は5万枚以上と大口の申し込みだったのに対し、今では「DMファクトリー」から40枚からオーダーメイドできるので、ずいぶん敷居も低くなりました。ちなみにこちらは宝塚歌劇が10枚700円で販売しているオリジナル年賀はがきです。宝塚が好きな方から、わざわざ宝塚郵便局の年賀印でいただきました。
次のページではお宝になる年賀状のポイントについてです。