Neato Robotics(ネイトロボティクス) Botovac・D8500
~ D型シェイブとマッピングで几帳面に動く姿に安心感
ネイトロボティクス社のBotovacは、まだあまりメジャーではありませんが、2014年10月に日本に参入し、すでに1年が経過しています。実はこのロボット掃除機、今年発売となったダイソンやルンバよりも早くから「SLAM」を搭載している、いわば先輩。珍しいD型と合わせて、その個性をご紹介します。
几帳面に働く様子に安心感あり
前出の2社と同様SLAMを活搭載。本体上部にある丸いパーツからは、1秒間に5回転して全方向360度を検知するレーザーセンサーを搭載し、その情報から家具のレイアウトや部屋の形状を把握して記憶。レーザーは暗くても支障がないこととや、赤外線より遠くまで届くことなどが優位性とのこと。これにより、マッピングをしながら効率よく掃除をしていきます。吸引力は強くはないが、結果的にホコリを集める量は文句なし!
吸引口のブラシは、樹脂素材のブレードとブラシがらせん状に二重になっているフローリング用の「コンボブラシ」と、毛足の長いカーペットやラグでも動きやすい樹脂素材のみの「スパイラルブレードブラシ」の2種類が用意されています。旧モデルの時、樹脂ブレードが床を叩く音が大きいというユーザーの声を反映し、新型ではブレードをらせん状に配することで静音性を向上したとのこと。ブラシは2種類ありますが「コンボブラシ」はフローリングだけでなく畳にも適していますので、ほとんどの部屋がコチラのブラシで済むでしょう。お手入れをしやすくする細かな配慮いろいろ
ダストボックスは0.7リットルと大きい上、上から取り出すタイプなのでゴミ捨ても楽。しかしダストボックスの蓋がタッパのような帆足きで本体にぴったりハマっているので、開ける時にやや力が必要です。ともすると中身が飛び散る可能性もあるので、もう少しすっと開けられる仕組みになることを期待します。掃除の総合力は問題無し、価格メリットは大きな魅力
部屋の角や家具が出っ張っているところなどを直角に曲がる様子や、コーナーにハマる動き、本体幅があればギリギリでもしっかり入っていく様子などから、掃除のカバー率は高いと感じられました。また、几帳面な日本人の気質に合っていると感じます。D型という特性上、ダイニングセットのような足が乱立している狭い空間ではD型の角がぶつかってしまうなど、小回りが効かないデメリットは感じますが、万が一本体が侵入できなかった場合も、どこを掃除していないかが予想がつきやすいため、人がフォローしやすいとも言えます。基本的な動き方に不安はないので、今後吸引力が向上すれば、より完成度が高まるでしょう。ロボット掃除機を使ってみたいけれど、いきなり10万超えの投資をするのはためらうものです。そういう意味では、前出のダイソン・ルンバと同じマッピングシステム搭載で、約半額の価格はが大きな魅力。家具が多くて複雑に入り組んだ環境だとD型が入り込めないスペースが多くなってしまいますが、比較的スッキリとした空間であれば、十分満足できるレベルです。例えば、経費を削減したい個人事務所などにはうってつけ!ぜひ候補のひとつとして検討してみてください。
参考:メーカー製品サイト
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