その3 来店を嫌がる
旅行会社の社員は皆忙しいです。今は旅行も通販の時代ですから、「ネットや広告で見て、電話やメールで申し込む。支払いは振り込み」というスタイルがごくごく普通になってきました。とはいうものの、海外旅行の金額というのは決して安いものではありません。特に旅慣れていない方、また初めての国へ行く方などは不安も多いですので、担当者の顔を一度くらいは見ておきたいというのが人情です。しかし旅行会社から見れば、来店されればお茶を出して片づけては面倒ですし、何より社員の貴重な仕事の時間が最低でも数十分は応対に割かれてしまいます。前段で申し上げた通り、10万円のツアーでも儲けは数百円しかないんです。できることなら電話と振り込みで済ませてほしいというのもよく分かります。
安心して次回もお願いできる旅行会社と懇意になりたい。やっぱり顧客との信頼関係はどんなビジネスでも基本中の基本!
小さな旅行会社になると、マンションの一室でパソコンと電話だけでやっているようなところもありますから、接客用のカウンターさえないということもありえます。だからといって、顧客に「来ないでほしい」というのは、やはり商売として感心できません。旅行業界の構造的な問題もはらんでいますが、あまりに素っ気ない会社はやはり信頼感としてもイマイチだと思います。
その4 大事な情報に「お問い合わせください」が多い
海外ツアーや航空券というのは、見出しの金額以外にも各国の空港税や航空保険料、あるいは週末のUP料金など、なんだかんだと付随する料金が多くかかるのはご経験のある方が多いと思います。こういった追加料金を可能な限り詳細に表示してくれているか、あるいは「お問い合わせください」の一言で済ませているかはこれまた会社の姿勢そのものです。燃油サーチャージなどの追加料金をいちいち問い合わせるのは非常に面倒……
検索サイトなどでは、同じような内容のツアーで、かたやサーチャージ金額をしっかりと明記、かたや「お問い合わせください」となっているケースなどはよく見かけます。私だったら、サーチャージ金額までしっかり明記している旅行会社に100%手配をお願いします。結局料金は同じですしね。
>>最後は"キャンセル料"について