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京都観光で役立つ?電車・バスにまつわる5つの話(3ページ目)

京都に訪れる観光客の方の多くは、電車・地下鉄・バスなどの公共交通機関を使われると思います。私(ガイド)は関東出身ですが、京都で電車やバスを使ったときに、「えっ?」と驚いたことがいくつかあります。今回は、京都を訪れる前に知っておくと、ちょっとだけ役に立つかもしれない、公共交通機関にまつわる話を5つほどご紹介したいと思います。

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド


その4:ICカードにまつわる話

鉄道やバスのICカードは、本当に便利で手放せないものになりました。

そこで気になるのが、首都圏の人が京都に旅行にでかけるときに、「Suica」や「PASMO」は使えるの?ということ。

まず、鉄道に関しては、2013年より交通系ICカードの全国相互利用サービスがはじまり、叡山電車など一部のICカード未導入の路線を除いて、「Suica」や「PASMO」をはじめ、全国の交通系ICカードを使えるようになりました。

■交通系ICカードの全国相互利用サービスについて
http://www.pitapa.com/area/zenkoku.html

また、京都市バスも、2014年12月から、ようやくICカードが使えるようになりました。

■京都市バスでついに全国のICカードが利用可能に(exciteニュース)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20141224/Buzzap_25261.html

しかし、ちょっと「えっ?」と思うのが、京都市営地下鉄の自動精算機。

京都市営地下鉄の自動精算機。よく見ると「ICカードは使えません」と書いてある

京都市営地下鉄の自動精算機。よく見ると「ICカードは使えません」と書いてある


ICカードを使っていると、誰でも経験するのが残額不足。改札を出ようとして、扉が閉まったときの気まずい思いは、どなたでも経験があると思います。

こんなとき、自動精算機に向かうと思いますが、京都市営地下鉄の自動精算機は、今のところICカード未対応。

では、どうするのかというと、自動精算機のすぐ近くに設置されている、青っぽい色のICカードのチャージ専用機でチャージするのです。

ICカードのチャージ専用機

ICカードのチャージ専用機


戸惑っている人をよく見かけますし、これだけICカードが普及しているのだから、自動精算機もICカード対応にして欲しいなと思います。

その5:有名なエスカレーターの話

最後は、エスカレーターの話。

これは有名な話なので、ご存じの方も多いと思いますが、エスカレーターに立つとき、関西では右立ちで左を開ける、関東では左立ちで右を開けるという話です。関東と関西では左右が逆というわけですね。

エスカレーター、京都では右立ち?左立ち?

エスカレーター、京都では右立ち?左立ち?


では、京都は関西だから右立ちかというと、必ずしもそうとは限りません。なんせ、京都は全国各地からお客さんがたくさん集まる場所。右に立つ人もいれば左に立つ人もいるので、その場に応じて対応という感じでしょうか。

ですので、関西だから右立ちと思い込んでいると、「えっ?」っと思ってしまいます。

さて、いかがでしたでしょうか。「所変われば品変わる」ということで、同じ日本国内でも、地域ごとにいろいろな違いがあって面白いですね。こうした違いを体験できるのも旅行の魅力だと思います。
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