その4:ICカードにまつわる話
鉄道やバスのICカードは、本当に便利で手放せないものになりました。そこで気になるのが、首都圏の人が京都に旅行にでかけるときに、「Suica」や「PASMO」は使えるの?ということ。
まず、鉄道に関しては、2013年より交通系ICカードの全国相互利用サービスがはじまり、叡山電車など一部のICカード未導入の路線を除いて、「Suica」や「PASMO」をはじめ、全国の交通系ICカードを使えるようになりました。
■交通系ICカードの全国相互利用サービスについて
http://www.pitapa.com/area/zenkoku.html
また、京都市バスも、2014年12月から、ようやくICカードが使えるようになりました。
■京都市バスでついに全国のICカードが利用可能に(exciteニュース)
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20141224/Buzzap_25261.html
しかし、ちょっと「えっ?」と思うのが、京都市営地下鉄の自動精算機。
京都市営地下鉄の自動精算機。よく見ると「ICカードは使えません」と書いてある
ICカードを使っていると、誰でも経験するのが残額不足。改札を出ようとして、扉が閉まったときの気まずい思いは、どなたでも経験があると思います。
こんなとき、自動精算機に向かうと思いますが、京都市営地下鉄の自動精算機は、今のところICカード未対応。
では、どうするのかというと、自動精算機のすぐ近くに設置されている、青っぽい色のICカードのチャージ専用機でチャージするのです。
ICカードのチャージ専用機
戸惑っている人をよく見かけますし、これだけICカードが普及しているのだから、自動精算機もICカード対応にして欲しいなと思います。
その5:有名なエスカレーターの話
最後は、エスカレーターの話。これは有名な話なので、ご存じの方も多いと思いますが、エスカレーターに立つとき、関西では右立ちで左を開ける、関東では左立ちで右を開けるという話です。関東と関西では左右が逆というわけですね。
エスカレーター、京都では右立ち?左立ち?
では、京都は関西だから右立ちかというと、必ずしもそうとは限りません。なんせ、京都は全国各地からお客さんがたくさん集まる場所。右に立つ人もいれば左に立つ人もいるので、その場に応じて対応という感じでしょうか。
ですので、関西だから右立ちと思い込んでいると、「えっ?」っと思ってしまいます。
さて、いかがでしたでしょうか。「所変われば品変わる」ということで、同じ日本国内でも、地域ごとにいろいろな違いがあって面白いですね。こうした違いを体験できるのも旅行の魅力だと思います。