男前インテリアには黒が必須
今年、インテリアで気になるのが「黒」。インテリアスタイルのキーワードでも『男前』が人気です。男前と一口にいっても、ダンディだったり、無骨だったり、クールだったりとさまざまですが、その男前のインテリアに欠かせないのが黒。空間に、重量感を感じさせ、コーディネートにメリハリをつけたり、背景に用いてカラフルなアイテムを引き立てたりと大活躍します。2015年11月25日~27日、東京ビックサイトで開かれた、インテリア・デザイン市場のための国際見本市『インテリア ライフスタイル リビング』でも、黒を使ったインテリアアイテムが注目を集めていました。
その中から、インテリアに取り入れたい黒のアイテムをご紹介しましょう。
黒+無垢材のテーブルでダンディに~柏木工~
多くの新作家具の展示がありましたが、中でも、ガイド鈴木の目を引いたのが、柏木工の『バンケットテーブル』です。皮革と見間違う天板を使った大人の空間にぴったりのテーブル。グレード感のある無垢材(下の写真はウォールナット)を使っているだけでも好印象なのですが、さらにテーブルトップに素材感の異なるメラミン化粧板を組み合わせ、一層モダンな印象になりました。面白味があります。テーブルトップは空間の中でも目立つ場所なので、黒を配することで重みのある落ち着いたインテリアになるでしょう。質感のある無垢材と皮革のように加工したメラミンのテーブルトップの組み合わせが新しい。オーソドックスなデザインですが、黒を効かせることでぐっとモダンに。
このメラミン化粧板と無垢材のコーディネーションは、テーブルだけでなく、収納家具にも展開され、トータルでコーディネートできるようになっています。無垢材は、ウォールナットとオークから選べ、メラミン化粧板も黒と白があるので、ご自身のインテリアに合わせて組み合わせをするといいでしょう。
詳細は柏木工のホームページで
艶ありインテリアに黒のMAYUHANA
~ヤマギワ~
色の持つ力は偉大です。よく知ったアイテムも色が変わるとまったく違う印象になるのを実感したのが、アトリウム特別企画「THE HOTEL~旅館とおもてなしJAPAN』に展示されていた照明器具。あちらこちらの雑誌などでも紹介されている著名な照明器具なのですが、色を変えたことでイメージが一新しました。伊東豊雄デザイン「MAYUHANA MA BLACK」です。今までは、白でまさに繭のようで優しい柔らかな印象でしたが、このブラックバージョンは存在感がありとてもセクシー。光がともると、黒も紫味が加わり、ラグジュアリーなインテリアに合わせたいペンダントになりました。写真のように数灯吊るして使うのもお薦めです。来春の発売予定です。
詳細はヤマギワのHPで
黒のフランク・ロイド・ライトはスタイリッシュに
~ヤマギワ~
もう一つ、イメージチェンジした照明は、あのフランク・ロイド・ライトデザインのスタンド。チェリーやウォールナットなども木材の美しさが特徴で、オーソドックスでリッチな空間にぴったりのスタンドでしたが、黒く塗装したことで、よりスタイリッシュに変わり、合わせるスタイルの巾も広がりそうです。
黒になったことで、光の反射が抑えられるので、光が際立ちオブジェのようです。今回のように黒い壁の前に置くのも素敵ですが、ヤマギワの担当者によると、白い壁の前に配置するとメリハリがついていいですよとのこと。コーディネートするのが楽しくなりそうな照明器具です。
詳細はヤマギワのHPで
黒でエレガントでシックなインテリアに
~シックスインチ/sixinch
ロココ調のエレガントな黒い椅子もありました。こうした椅子は木材に布張りのことが一般的ですが、エレガントなフォルムも黒になると甘さが抑えられ、スタイリッシュでよりシックな印象に変わります。この椅子の特徴は、椅子を丸ごとウレタンコーティングを施していること。内部木製なのですが、実際触れてみると表面が柔らかく不思議な感覚です。ウレタンコーティングは水に強く、室内ではもちろんのこと、公共施設やアウトドア家具としてもいいでしょう。
詳細はシックスインチのホームページで
いかがでしたか。黒いインテリアアイテムが増えてきたように思います。
ロフトスタイルやブルックリンスタイルといった古い工場や倉庫をイメージしたインテリアなどに黒を効果的に配したり、白っぽいエレガントなインテリアに黒を加えてアクセントにしたりといろいろな使い方があります。ご自身にあったものを探してくださいね。
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