熱帯魚を育てる上で、やはり水草は有った方が良い。特に深い意味はなく、
- 単純に綺麗だから
- より自然に見えるから
といった安易な理由からです。
単純に見比べてみても、陶器製の土管やプラスチック製の水草で飾られた水槽よりも、本物の水草でレイアウトされた水槽のほうが遥かに綺麗に見えるかと思います。あくまでも、主観の問題なので否定的意見もあるかも知れませんが、多くの人が“美しい”と感じる事は確かだと言えます。
その延長線上に、副産物として水草の浄化作用が挙げられます。水草が状態良く美しく繁茂する環境では、魚の状態も概して良く、水質はきわめて安定します。美しいのが主であるか、水質の安定が従であるかはさておき、水草が植えられた水槽は、美しくもあり、水質の安定も見込めると言えます。
水草良ければ、魚イキイキ!水イキイキ
そこで、いざ水草水槽を作ってみよう!と、雑誌や書籍などで目にした美しい水草レイアウト水槽を真似してみる。心癒される水草レイアウトを自分の水槽に再現させようと、適当な水草を数種購入し植えるのだが、1ヶ月後にはコケだらけになり大半の水草が枯れてしまった…… そのような経験はないでしょうか? 多分、多くの人が経験したことだと思います。原因は簡単。その多くは、水草を育てるための知識、器具の準備が整っていなかったからです。
水草をある一定のレベルを維持しながら育てるには、それなりの知識と器具の充実が必要となってきます。正に成功の秘訣は、“周辺器具の充実にある”といっても過言ではありません。逆説的に述べれは、ハード面の充実を抜きにして美しい水草レイアウトは望めないとも言えます。かと言って、尻込みしてしまう必要もありません。適切な周辺器具を揃えさえすれば、水草レイアウトは半ば成功したようなものなのですから。