待望の新型にスイッチするVクラス
輸入車ではすでに受注が開始され、2016年1月から発売されるメルセデス・ベンツの新型Vクラスに注目したい。
輸入ミニバンを代表する存在であったVクラスは、2003年に登場時はビアノを名乗り、その後、06年と2011年にマイナーチェンジを受けているが、フルモデルチェンジは久しぶりだけに基本性能の底上げには期待大だ。
エンジンはディーゼルのみという大胆な戦略をとっているのも新型Vクラスの特徴で、2.2Lの直列4気筒BlueTECエンジンは、最高出力163ps、最大トルク380Nmを発揮し、7速AT「7G-TRONIC PLUS」との組み合わせになる。
2列目に独立式のキャプテンシート、3列目にベンチシートを配した広大なキャビンが魅力で、先代同様に脱着可能なシートは、2列目を後ろ向きにして後席乗員5人が向かい合って座れるアレンジにしたり、後席を2座のみにして室内を広々と使ったショーファードリブン仕様にしたりと多彩なアレンジを用意。さらに、2列目と3列目をすべて取り外して広大な荷室スペースを確保することもできる。
輸入コンパクトSUVではBMW X1の新型に注目
輸入車SUVで人気モデルになりそうなのが、新型X1だろう。BMW X1は今回が2代目で、フルモデルチェンジによりボディは全長が30mm短くなったものの、全幅は20mm拡幅されて1820mmと、1800mm台に突入。1840mmまでの制約があるマンションの駐車場などには対応するはずだが、駐車できなくなる場合もありそうなので確認は欠かせないだろう。
エンジンは新たに1.5Lの直列3気筒ターボ(136ps/220Nm)がFFモデルに設定されたほか、192ps/280Nmと、231ps/350Nmを発揮する2.0L 直列4気筒ターボが4WDに組み合わされている。装備では、「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、「iDriveナビゲーション・システム」、「LEDヘッドライト」などが標準装備され、安全、快適面も先代より大幅に向上している。
今回の記事では、「いますぐにオーダーできる」5モデルを国産、輸入車、クラスを問わず厳選してお届けしたが、東京モーターショー後のこれから1年くらいは新型車ラッシュになりそうだ。