熱帯魚/レイアウト・インテリア

超小型水槽で楽しむ水草の世界(2ページ目)

水草が状態良く育つ環境では、見た目の美しさはもちろん、魚も上手く管理する事ができる。水草育成の初歩的なノウハウを取り混ぜながら、超ミニチュア水槽での本格的な水草レイアウトを指南!!

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

■水草レイアウトは、見た目に綺麗なだけではない!!

熱帯魚を飼育する上で“水作りが上手く行かない”といった経験は無いでしょうか? 特に飼育を始めたばかりの初心者にとっては、この『水作り』が最大の難関となります。そんな方に是非お勧めしたいのが、水草を主体とした水槽です。水槽内に水草を植える事で見た目の美しさは勿論、健全に水草が育成する事により、魚を上手く飼育できる環境も作り出す事が可能です。

これは、水草(植物)が自然界で唯一の生産者である事に起因します。植物が「」と「二酸化炭素」と「」を利用して、光合成を行なう事をご存知の方も多いかと思います。これにより植物は、他の生物を取り入れることなく、自らエネルギーをつくりだすことが可能となります。光合成以外にもその成長に、多くの無機物を利用する事が知られています。それに拠って、水槽内に蓄積する窒素や燐(リン)などの様々な物質を吸収してくれます。

また、「光合成」の副産物として酸素が発生します。光合成が上手く行なわれている環境では、酸素は限界まで水中に溶け込み(過飽和状態)、水作りに欠かせない好気性バクテリアの活動を促します。

少し難しい話となってしまいましたので、噛み砕いて説明すると。

水草は光合成によって酸素を沢山作りだし、水槽内に溜まる汚れを吸収してくれる

と、思って頂ければ結構です。

他にも、水草が状態良く育っている環境では、“コケの発生が押さえられる”といったメリットもあります。何より、水草の間を魚達が泳ぐ姿は、自然を感じさせ、観る者を癒してくれる事でしょう。

■水草の光合成

先にも少し触れましたが、水草を育てる上で「光合成」を考える事が重要な鍵となってきます。つまり、「」と「二酸化炭素」と「」を整えてやる事です。水草は、その生育の場を水中に委ねている為、「水」について考える必要はありません。しかし、残りの2つの要素の「光」と「二酸化炭素」は、人為的に供給しなければなりません。

一般的に広く普及する、熱帯魚飼育セットで水草を育ててみると、“上手く育たない”または、“枯れてしまった”といった声を良く耳にします。これは、上記の2つ(光と二酸化炭素)の絶対量の不足によるものです。あくまで「熱帯魚飼育セット」なるものは、魚を飼育する為のセットであり、水草を育てるのには余り適していません。

的確な器具選びこそが、成功への近道!!



■INDEX
・水草レイアウトは、見た目に綺麗なだけではない!!
・水草育成に必要なアイテム
・ミニチュアレイアウトの制作
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