バーネット、李大浩、呉昇桓がメジャー挑戦の可能性

日本球界からメジャーへ挑戦する外国人選手は成功するのか?

日本球界からメジャーへ挑戦する外国人選手は成功するのか?

今年、セ・リーグを制した東京ヤクルトスワローズの守護神、トニー・バーネット投手(31)が、ポスティングシステム(入札制度)を利用して米球界復帰を目指すことを表明した。米球界経験者が復帰のためにこの制度を利用するのは初めてのこと。譲渡金の設定は50万ドル(約6000万円)で、その額を支払う意思のある米球団全てが交渉できる。

自由契約ではなく、移籍金の伴うポスティング移籍は、バーネット側の提案で、お世話になったヤクルトへのお礼の意味がある。小川淳司シニアディレクターは、「戦力ダウンはするが、その気持ちがありがたい」と受け入れた。譲渡金が低いこともあり、今季41セーブを挙げたバーネットが米大リーグへ移籍するのは確実だろう。

また、日本一となったソフトバンクの主砲・李大浩内野手(33)も今オフの大リーグ挑戦を表明した。阪神の守護神・呉昇桓もメジャー挑戦の可能性がある。

外国人選手が日本球界を経て、メジャーリーグの舞台で果たして成功できるのかどうか? 検証してみたい。


じつは実績十分な「日本からメジャー挑戦した外国人選手」

結論からいうと、成功する可能性は高い。

野手から挙げていくと、1989年に阪神で1年だけプレーし、打率.302、38本塁打、81打点をマークしたセシル・フィルダーは、1990年に復帰したタイガースで51本塁打、132打点で二冠王となり、3年連続打点王にも輝いた。

1995年に中日でプレーしたマット・ステアーズは、メジャーに復帰した1996年から歴代2位タイの12球団を渡り歩き、28歳以降で264本塁打を放った。アルフォンソ・ソリアーノは1996年から97年に広島に在籍し、たった9試合(17打数2安打、0本塁打)しか出場しなかったが、1999年にヤンキースと契約してから12年連続20本塁打以上を記録するなど、メジャー16年間で412本塁打、289盗塁をマークした。

投手は成功した選手が多い。代表格は元広島(2008年から09年)のコルビー・ルイスで、メジャー復帰後5年間で2ケタ勝利を4度挙げ、今季は自己最多の17勝をマークしてレンジャースの地区優勝に大きく貢献した。また、元横浜のラファエル・べタンコート(2003年からインディアンズ、ロッキーズなど)、元広島のラモン・ラミーレス(2006年からロッキーズ、ジャイアンツなど)、元阪神のスコット・アッチソン(2010年からレッドソックス、インディアンズなど)、元阪神、オリックスのライアン・ボーグルソン(2011年からジャイアンツ)、元巨人のカルロス・トーレス(2012年からロッキーズ、メッツ)など活躍した投手はかなりの数に及ぶ。

日本において、打者は配球の読み、変化球打ちが磨かれ、投手は細かい制球力を身に付けて四球を減らし、安定感を増したことが成功の要因と考えられる。バーネットにしても、李大浩にしても、日本での経験は決して無駄ではなく、逆に最大の“武器”にしてメジャーに挑戦していく。



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