散歩/昭和を振り返る散歩ルート

ラブホテル街を抜けると町全体が博物館――鶯谷を歩く(3ページ目)

鶯谷駅から日暮里にかけたあたりを根岸という。駅前のラブホテル街を抜けると、正岡子規の句があちらこちらにあり、町そのものが博物館のようになっている。その句をたどると、かつて正岡子規が住んでいた子規庵に遭遇する。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド


羽二重団子でお茶とお団子をいただく


根岸から日暮里駅方向へ歩く、羽二重団子という看板が見えてくる。
江戸時代から続く老舗だ

羽二重団子 本店 荒川区東日暮里5-54-3

看板には「芋坂 羽二重団子」とある。そして、「文政2年創業」とあった。西暦でいえば1819年だ。江戸時代である。公式のホームページ「根ぎし 芋坂 羽二重団子」とあって、ここが根岸であることを主張している。実際の住居表示は荒川区東日暮里だ。
貴重のものも多くある

店頭には古い写真や道具が飾られ、まるで博物館のようだ

うかがった日は中国人の団体客で店は満席。これはいい機会だからじっくり展示物を見よう。こちらには歴史的なものが多く展示してあるのだ。見ていると、お店の方から、庭の席なら空いているとのこと。いいですよ、と案内されたのがこちら。

この場所は喫煙が可能のようだ

庭を見ながらお団子をいただく

何度かこのお店にきているけど、こんな席があるのをはじめて知った。
お茶がついてくるのがいいね

あんと焼きが1本ずつのセット 540円

ほかのセットには「正岡子規 漫録セット」というのがあった。これはあんが3本に焼きが1本というセット。正岡子規が実際に食べたものなのだそうだ。
散歩の途中にはちょうどいいかんじ

やってきました、おだんご!

ちょっと引いた絵も見ていただこう。こんなかんじのところでいただくのだ。
なんだか落ち着いた雰囲気!

お庭を眺めながら、お団子をいただく

満ち足りた。さて、日暮里方面までもう少し歩いてみよう。

【関連サイト】
羽二重団子

今回のルートはこちら


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