散歩/昭和を振り返る散歩ルート

ラブホテル街を抜けると町全体が博物館――鶯谷を歩く(2ページ目)

鶯谷駅から日暮里にかけたあたりを根岸という。駅前のラブホテル街を抜けると、正岡子規の句があちらこちらにあり、町そのものが博物館のようになっている。その句をたどると、かつて正岡子規が住んでいた子規庵に遭遇する。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド


弥生亭さんで味噌らーめん、チャーハンをいただく


どこかでご飯を食べようと、まったくノーアイディアで歩きはじめる。そういえば、さっきチラッと町中華のノレンが見えたな。ちょっと行ってみよう。弥生亭というの看板が見えた。
昭和のたたずまいの町中華

弥生亭 台東区根岸2-18-24

屋号の横には「味噌らーめん、つけめん」とある。味噌ラーメン推しなのかな。そう思いながらノレンをくぐる。カウンターだけのお店だ。味噌らーめんを注文した。
壁にメニューには一番人気とあった

味噌らーめん 680円

味噌らーめんは普通においしいのだけれど、ふとほかの客を見ると、だれも麺を食べている人はいないという事実。先客は男性1人客がチャーハン、カップルが焼きそば、チャーハン、餃子を食べている。あとから入ってきた男性客もチャーハンを注文している。ここはチャーハンが当たりなのか。というわけで、後日、チャーハンを食べてみた。

実はかなり時間がたってしまった。前回は夏の終わりだったが、今回は秋のおわりごろ、再び弥生亭。先客は男性1名。お昼は麺類を注文すると半チャーハンが150円でいただけるようで、味噌ラーメン+半チャーハンを食べている。
なかなかおいしいチャーハンだった

チャーハン 650円

「チャーハン」を注文。こちらのお店、厨房がよく見えるのだが、チャーハンの担当は年かさの男性のようだ。具材とご飯をお皿に入れて、そのまま中華鍋へ。さほど炒めていない。数回鍋を振って出来上がり。若いほう(といっても、おっさんだが)の男性に渡され、紅ショウガをトッピングして提供される。あとからきた客も全員がチャーハンかラーメン+半チャーハンだ。

食べてなっとく。なるほど、こちらのチャーハンは炒め過ぎてはいない。とはいえ、ちゃんと熱々。ネギのシャキッとした感じが残っていて、しっとりした具材のチャーシューがよく合うね。

お腹がいっぱいになったところで、再び根岸界隈を歩いてみよう。たしか、三平堂があったはずだ。いったん駅方向まで戻るとこんな地図があった。

その他の施設もわかりやすい

書道博物館への地図

書道博物館は子規庵の斜め前にあった。その先に三平堂があるのか。というわけで、行ってみよう。

土曜日、水曜日、日曜日が開堂日だそうだ

ねぎし三平堂 台東区根岸2-10-12

やっとたどりついた「ねぎし三平堂」だけれど、やっていなかった。あらためて、ネットで調べてみると、土曜日、水曜日、日曜日に開堂しているのだそうだ。僕はこれまで3回きて、すべて閉まっていた。まあ、こんなこともあるよね。ちなみにこちらの「ねぎし三平堂」は、昭和の爆笑王、先代の林家三平に関するものが展示してあるのだそうだ。

【関連サイト】
ねぎし三平堂オフィシャルサイト


さて、もう少しぶらぶらしてお団子でも食べようかしらん。


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