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本棚の中に泊まれる!?『BOOK AND BED』池袋に開業(2ページ目)

2015年11月5日(木)、池袋駅すぐのビルの1フロアに、「本を読みながらそのまま寝落ち……」という幸せな瞬間を味わえるホステル『BOOK AND BED TOKYO』がオープン。前代未聞のコンセプトを掲げる簡易宿泊所、すでに予約が殺到していますが、その内容を早速取材してきました!

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド

本好きでなくてもワクワクできる選書

本棚

幅広いジャンルながら気軽な本が多い印象

さて本棚にはどんな本が並んでいるのでしょう。選書は、明確な価値観の下に集めた「本のある暮らし」を色々な形で提案しているSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSが担当。普段読書をあまりしない人でも楽しめるような、カジュアルな内容のものを中心に揃えているそうです。

募本ゾーン

「募本ゾーン」。今はまだスカスカですが今後どんな本で埋まっていくか楽しみです

確かに漫画『AKIRA』から歌川広重の『名所江戸百景』、旅のガイドブック、グルメ本、絵本、懐かしい漫画の『日本の歴史』などなど、様々な分野への興味の入り口に立たせてくれそうな気軽な本が多い印象。夜寝る前、まどろみながらページをめくる本としてはぴったりのラインナップといえるのではないでしょうか。現在蔵書は約1700冊。泊まった人が自分には不要になった本を置いていくための「募本ゾーン」というコーナーもあり、本を通じての何気ない交流も図るそうです。


すでに宿泊予約殺到!デイタイム利用もスタート

窓から池袋駅を望む

窓から外を見るとすぐそこはもう池袋駅。(右手奥)アクセスの良さも魅力です!

さてこの『BOOK AND BED TOKYO』を作ったのは、都内を中心におしゃれで、個性的で、こだわりのあるデザイナーズ物件などを仲介している不動産のセレクトショップ・R-STORE。不動産業で培った知識を活かして宿泊施設を作ろう、となった時、既存のホテルが重要視している「快眠」ではなく、「眠りに落ちる瞬間の幸福感」を重視した宿泊施設を作ってみては?というアイディアが出たのだそう。お酒を飲みながらの寝落ち、スポーツ観戦をしながらの寝落ち、など企画は次々検討されましたが、たどり着いた結論は「本を読みながらの寝落ち」でした。

このようなコンセプトの下作られたホステルなので、寝心地の良さを求めるというよりは、“泊まれるオシャレ図書室”で本を楽しみ、ウトウトする幸せを味わいに行くという感覚で利用したいスポット。予約開始5日間ですでに約500件もの予約が入っているそうですが、13時~19時まで1500円(税別)で滞在できるデイタイム利用も11月9日(月)よりスタートするので、まずはそちらでこの空間を味わってみてはいかがでしょうか。

<DATA>
BOOK AND BED TOKYO
住所:東京都豊島区西池袋1-17-7 ルミエールビル7階 
アクセス:JR、東京メトロ『池袋』駅より徒歩1分
宿泊料金:平日3500円~/金土祝前日4500円~(税別)
チェックイン・アウト時間:チェックイン16:00/チェックアウト11:00

【デイタイム利用】
料金:1500円(税別)
利用時間:13:00~19:00
*予約不可/利用空き状況確認Twitter
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