時代の空気を取り入れる着物の小物テク
「着物に流行はない!」とは言われているけれど、時代の空気感を取り入れるのはファッションには絶対に外せないことです。でも、時代に合わせていきなり着物や帯を買うのは、正直勇気もお金も必要だし、そこまで着る機会もないというのが本音ですよね……。そこで、『きものサローネin日本橋2015』で行われた、新進気鋭のキモノデザイナーJOTARO SAITOのきものファッションショーから大人の女性がスグに真似できそうな、冬には欠かせない「コートと小物使い」を集めました。
デザイナーズ着物でのファッションショーです。
ではさっそく4つのポイントで見ていきましょう。
1.着物もコートと羽織は「ミモレ丈」が今どき!
シックな黒の羽織
まずは着物用のコート。
茶羽織的な短い羽織やコートが流行った時期もありましたが、今は断然膝丈よりかなり長めの丈のものが主流なんです。 しかも、フルレングスではないという微妙なところ、つまり、ミモレ丈(ふくらはぎ丈)が人気で、まさにカジュアル・ファッションとリンクしていますね。
大きな衿付きコート
ロング丈ということに加えて、大きな衿付きの防寒コートも今のファッションの空気感をうまく取り入れていると感じました。和洋兼用もできそうですよね。丈は同じく、膝がすっぽりと隠れるくらい。
羽織に羽織紐がなく、帯締めとのコーディネートを楽しんでいる前姿。
さらに、こちらはポイント。流行の「コーディガン」のように着物の上に羽織る「羽織」も今っぽくてオシャレ。
しかも、こちらの羽織は、羽織紐がなく、ちょうど帯締めが羽織紐のように見えるコーディネートです。
>>着物には見慣れたあのアイテムもカジュアルに身に付けるテクがあります。