東京モーターショー2015が東京ビッグサイトにて10月29日に開幕しました。東京モーターショーは単に自動車を見るだけでなく、写真撮影も思う存分に楽しめるイベントです。会場での撮影のヒントを撮りおろしの写真とともご紹介します。初めてモーターショーで撮影にトライする方でも活用できるはず。そして、コンパニオンガールのショットも大公開!
会場のライティングを活用して撮影
自動車を撮影するときには、会場のライティングをそのまま活かして撮るのが最も簡単な方法です。
ライトで照らされたボディの反射光が自動車の写真では決め手になります。ボディの反射光は撮影する立ち位置で変化しますので、撮影場所を変えながら撮るのもひとつりの方法です。
オート撮影で撮ると被写体の自動車の色により明るさが変わって写ります。明るい色や光の反射が強い色は暗く写る傾向になります。明るさが実際の見た目と変わってしまうようなときは、露出補正機能を使って明るさを微調整して撮ります。露出補正機能は、プラス側に設定すると明るく写り、マイナス側にすると暗く写ります。
マツダのコンセプトカー「RX-VISION」。赤色のボディに映る白いライトの反射がきれい。
日産の「GRIPZ CONCEPT」。ガルウイングを開いた真横から車体のデザインを狙ってみた。
本田の「NSX」。フロント部分に反射する光が印象を強める写りになった。
トヨタの「S-FR」。コンパクトサイズのスポーツカーのフォルムがライトで浮き彫りに。
ボディラインに迫ってみる
コンセプトカーやスポーツカーは大胆なボディラインも見所。流線型の美しい流れに迫ってみるアプローチ方法もあります。
どこから見るラインが美しいのか、じっくり観察しながらレンズを向けてみるのがポイントです。
日産の「CONCEPT 2020 VISION GRAN TURISMO」。フロント部分に大きく寄せて撮影。流れるようなラインが目を引く。
「CONCEPT 2020 VISION GRAN TURISMO」をバックから撮影。スポーツカーらしいデザインがかっこいい。
ポルシェの「new 911 Carrera 4s」。ポルシェ独特の流線型デザインが美しい。
次のページではさらに東京モーターショーの撮りどころを写真とともに紹介します。