File.12 山本浩未さん流
ファンデのノリ回復テクニック&顔回復スキンケア
「美しい肌の条件は、見た目にも触っても“なめらか”であることだと思っています。なめらかであればファンデーションを塗ったとき、光をきれいに反射して、内側からぷるんと弾むような肌に見えるんです。
けれど、これがなかなか難しい。ちゃんと奥まで潤い、キメの整った状態でなければ、そんなふうには見えませんから。
だから撮影のときはまず、モデルさんの肌をたっぷりと潤わせてふっくらとさせてあげることから始めます。ちゃんと潤えば自然と毛穴が目立たなくなるし、色ムラも改善されるんです。
そうしてきちんと潤わせてもファンデーションのノリが悪いなと感じたら、ファンデーションと乳液を交互に繰り返すことをおすすめします。
リキッドでもパウダリーでも大丈夫。一度ファンデーションを塗ってみて、ダメだな、と感じたら乳液で軽くオフして、再度ファンデーションを重ねてみてください。
ファンデーションは完全にオフせず、乳液と交じり合うくらいで構いません。このテクニックは、化粧直しのときにも役立ちますよ」
山本 浩未さん Profile
理論に基づいた分かりやすくて効果的なメイクテクニックと、幅広い分野に渡る知識が世の女性から絶大な支持を得る、トップメイクアップアーティストのひとり。MICOの連載「山本浩未のきれいのソース」でもおなじみですが、浩未さんは宝塚ファンとしても有名。いつもエネルギッシュな浩未さんのパワーの源はやはり大好きな宝塚の舞台を見に行くことなのだとか。
Step4
乳液でオフしてから、もう一度ファンデを塗る
ファンデーションのなじみの悪さを感じたら、コットンに取った乳液でサッとファンデーションをオフ。肌の上で乳液とファンデーションが混じりあった状態で、さらにもう一度ファンデーションを重ねます。