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京都で、スイーツがとても美味しいと評判のカフェ3店(3ページ目)

観光地・京都はカフェ激戦区。個性的なカフェ、話題のカフェがたくさんあります。そんな京都のカフェの中から、スイーツのクオリティーがとても高いと評判の3店をご紹介します。

森川 天喜

執筆者:森川 天喜

国内旅行ガイド

老舗和菓子店のスタイリッシュなカフェ

最後に訪れたのは、京都の花街の代表ともいえる祇園の一角にある「ZEN CAFE」さん。江戸時代の享保年間に創業という祇園の老舗和菓子店「鍵善良房(かぎぜんよしふさ)」のカフェです。

和菓子屋さんのカフェといえば、"和カフェ"が定番ですが、こちらのお店は、まったく異なるコンセプトでプロデュース。

和菓子というと、かしこまって食べなければ、というイメージがあるかもしれませんが、もっと身近に、そして自由に和菓子を楽しんで欲しいというコンセプトで、2012年11月にオープンしました。

「zen cafe」店内。上質でモダンな空間が広がる

「zen cafe」店内。上質でモダンな空間が広がる


店内に足を踏み入れると、まず、カウンター席とテーブル席が配され、大きめの窓から外光が差し込む上質でモダンな空間が広がります。

その奥には、本を自由に手にとって読むことができるお一人様用の席が2席と、半個室のテーブル席が、ちょっと秘密基地のような感じで続きます。

お一人様用席と、半個室のテーブル席

お一人様用席と、半個室のテーブル席


「鍵善良房」といえば、「くずきり」や干菓子の「菊寿糖」が名物ですが、「ZEN CAFE」で提供するお菓子は、コーヒーや紅茶にも合うように考案されたカフェオリジナルのもの。カフェには専用の厨房があり、いつも"つくりたて"のお菓子を提供しています。

今回は、「季節のお菓子」と飲み物のセット(1,500円)をいただいてみました。

「季節のお菓子」と飲み物セット(1,500円)。お菓子の内容は素材の仕入れ等にあわせ、季節ごとに変わります

「季節のお菓子」と飲み物セット(1,500円)。お菓子の内容は素材の仕入れ等にあわせ、季節ごとに変わります


上の写真のお菓子『野路の秋』は、栗の美味しい季節に合わせてつくられた、栗の渋皮煮(しぶかわに)入りの栗蒸羊羹(くりむしようかん)と浮島を組み合わせたもの。

モダンな空間に合うようスタイリッシュな形で表現されていますが、お味はさすが老舗の和菓子屋さんの味。しっとりとした舌触りと、栗の豊かな風味が口の中に広がります。

「ZEN CAFE」は、大人の街・祇園で、あまり気張らずに、でも、ちょっとだけオシャレをして上質な時間を過ごしたい、そんなときにピッタリなカフェだと思います。

なお、カフェに隣接する「Kagizen Gift Shop」では、オリジナルの干菓子なども販売しているので、京都のお土産を探しに立ち寄られてみてはいかがでしょうか?

<DATA>
■ZEN CAFE + Kagizen Gift Shop
住所:京都市東山区祇園町南側570-210
TEL:075-533-8686
アクセス:京阪電車「祇園四条」駅下車、徒歩5分
定休日:毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日)
営業時間:Cafe 11:00~18:00(L.O. 17:30) Shop 10:00~18:00
地図 → http://www.kagizen.com/information/
ホームページ → http://www.kagizen.com/
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