SEO・SEMを学ぶ

コンテンツSEO実践編(3ページ目)

Googleの本質を理解し、コンテンツSEOの方法や考え方を実践していきます。SEO対策に活きるWebライティング手法は、共起語以外にも様々な関係性の言葉を駆使する必要があります。

瀧内 賢

執筆者:瀧内 賢

SEO・SEMを学ぶガイド


キーワードの関係性

ひとつのキーワード(テーマ)にもとづく記事を書いたときに、自ずと使われやすい言葉が統計的にあるようです。逆に、きちんとした記事を書こうとしたときに、使わざるを得ないというのが実情でしょう。

ここで、関係性のある言葉を種類別に示していきます。

  1. 同義関係(ほぼ同じ:ホームページとHP)
  2. 類義関係(少し異なる:マンションとアパート)
  3. 包含関係(範囲において上位と下位の関係など:動物と猫)
  4. 対義関係(反対の意味:上昇と下降)
  5. 合成関係(組み合わせた言葉:野球場や野球選手)
  6. 共起関係(一緒に出現しやすい言葉:中華料理と王将)
と、以上6種類について詳しく案内していきます。

まず、強く伝えたいこととして、これらの関係性のある言葉が、コンテンツ内部に豊富に存在していることで、幅や奥行が広がります。結果、Googleからも評価を受けやすいのです。
ここで、1~4は上の説明だけでも理解しやすいと思いますので、5と6について、掘り下げて解説していきます。


合成関係の言葉について

野球場と野球選手は「野球」という言葉の後ろに、名詞を加えて成り立っている言葉ですが、この2つには大きな違いがあります。

それは、野球場は、「場」のみでは、単独としての意味が掴みにくのです。
この類は派生語と呼ばれる言葉の中に分類します。

それに対し、野球選手の「選手」は、単独でも意味が成り立ちます。
この類は複合語と呼ばれる言葉の中に分類できるのです。

このように、微妙ですが、そもそも言葉の起源が異なるのです。これからは、コンテンツSEOを極めるためにも、前提として国語力も身に付けるべき大切な要素となります。それぞれが何に分類され、どのように使用していくべきなのか?ということを製品の一部品という位置づけでトータルバランスを考えていくべきなのです。ここで、強く主張したいのは、そもそもコンテンツの質ということを図ることはできるのでしょうか。Webサイトの質を数値化することはできますか?逆にできるとしたならば、上記のようにきちんとした定義の下、緻密な計算のうえで、ランク付けできるものです。実は、この考え方がGoogleのアルゴリズムなのです。相手はコンピュータであるからこそ、全ての査定基準において、必ず何かのプログラムされた計算式が存在するはずなのです。
逆に、自分が「良し」と思ったコンテンツであったとしても、それは自己満足で徒労に終わる結果となる場合もあるでしょう。


共起関係の言葉について

一般的に共起語として、名前が浸透しています。英語の「co-occurrence(一緒に起こること)」や「co-occur(一緒に起こる)」から、名前が付けられています。主となる言葉(キーワード)が出てきたときに、同じページ内で、同時によく使用される言葉のことです。ここで一見、言葉のつながりとして関係なさそうな言葉もありますし、逆に、上の1~5が共起関係の言葉になる可能性もあります。

この共起関係の言葉を抽出する無料ツールもありますので、参考の上、活用してみてください。ただし、使い方として、共起語があるから必ずしもよいというわけではありません。例えば、中華料理を営む店主が、自サイトのHP内部に、自分のお店でない「王将」という名前が入っているのもどこか変です。そのため、ツールにおいては、作成した文章に対し、確認の意味で活用することをおすすめします。決して無理やり当て込むことはしないでください。

次のページでは、その他のツールも紹介していきます。

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