レクサスRXがフルモデルチェンジ
日本の「レクサス」ブランドのSUVを支えてきたレクサスRXがフルモデルチェンジし、4代目にスイッチした。
東京モーターショーでも披露されるプレミアムSUVの概要をお届けしよう。レクサスSUVのフラッグシップをLXに譲ったとはいえ、世界的に「定番」になっている高級SUVだけに、内・外装ともにかなり力の入った変更になっている。
全長を120mmもストレッチ
ボディサイズは、全長4890×全幅1895×全高1710mmで、先代から全長が120mm延長され、全幅は10mmワイドに、全高も20mm高くなっている。ボディサイズの拡大により後席足元が広くなり、荷室容量も先代から43.3Lアップとなる553Lまで拡大。
2.0L直噴ターボエンジンを新搭載
パワートレーンは、ハイブリッドのRX450hは3.5L V6エンジン(262ps)にモーター(FFはフロント、電気式AWDHA前後モーター)の組み合わせで、システム最高出力は313psに達する。
新型RXのトピックスは、従来の3.5L V6、2.7L直列4気筒の純ガソリン仕様に変わって最近のトヨタ、レクサスが積極的に採用している直噴ターボの2.0Lエンジンにスイッチしている。
燃費は従来の3.5L V6、2.7L 直4から向上しているのはもちろん、ダウンサイジングターボだけあって動力性能の面でも2.7L 直4から大きく向上。3.5L V6と比べると最高出力は42psも低くなるものの、最大トルクはほとんど変わっていない。街中のストップ&ゴーなら実用上不足はないはずだ。
最新の安全装備を網羅
安全装備も充実している。最新のプリラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付)はもちろん、レーンキーピングアシスト、オートマチックハイビーム、全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロールなどが装備されているほか、「ITS Connect」と呼ぶ、路車間通信システム、車車間通信システムなどが搭載されている。
ほかにも装備盛りだくさんの新型レクサスRX。日本では取り回し、駐車のしやすい弟分のレクサスNXが人気だが、大型SUVのニーズも根強いだけにレクサスを牽引するモデルになるのは間違いないだろう。