ケニア/サファリの基礎情報

サファリでの撮影から学ぶ!簡単動物写真のコツ(3ページ目)

カメラのプログラムやオート機能を利用する、いわゆるお任せのモード。シャッターチャンスがものをいう野生動物の写真撮影には、とっさの設定が必要ないお任せモードがお勧めです。ところがお任せモードでも、ときど失敗写真になってしまいます。ケニアの動物写真でありがちな失敗写真を防ぐ簡単な方法をご紹介します。

執筆者:武田 ちょっこ


写真の明るさを調節する、<露出補正>機能


swallow1

未補正で撮影。早朝の暗い時間のため、全体が暗く写っています。陽の出の雰囲気が出ていますが、鳥をメインに撮りたい場合は、露出補正で画面を明るくできます


画面全体の明暗を調節する<露出補正>という機能があります。

1ページの説明のように動物が黒っぽく写ってしまうときなどは、<露出補正ボタン>で露出をプラスにすれば画面は明るくなり、失敗を防げます。プラスの数字が大きくなればなるほど、明るく写せます。逆に画面が明るく白くなってしまうときは、露出をマイナスにするだけで明るさを抑えて写すことができます。

swallow2

露光補正でプラスに調節。鳥が明るく写りました


なお、カメラの機種によりダイヤルで調整するもの、ボタンで調節するものなど様々なので、詳しくはマニュアルの「露出補正」の欄を参考にしてください。

camera2

露出補正ボタン

この機能は、ファインダーを覗きながら押せる位置にボタンがついていないので、いったん画面から目を離さなくてはなりませんが、シャッター速度や絞り、ISO感度など面倒な操作で調節する必要がなく、手早く明るくしたり暗くしたりできる、便利な機能です。




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