モバイル特化ならSurface 3
10.8 インチとSurfaceの中で最も小さな画面を持つSurface 3は、マイクロソフト社が考える「もっとも持ち運びしやすいWindowsパソコン」と言えるでしょう。Surface 3
ペットボトルよりやや重い約641gという重量と、ほぼB5バインダーとほぼ同じ約 267 mm x 187 mm x 8.7 mmというサイズは、鞄の小さな女性にも優しいサイズです(B5用紙は257 mm x 182 mm)。
画面の縦横比が3:2の解像度1920 x 1280のモニタは、一般的な16:9のモニタと比べて横方向に狭くなっています。しかしこのほうがスキャンした印刷物やPDFを見るのにも適しています。
さらに別売のSurface ペンに対応しているので、小さな画面でもデスクトップモードの細かなボタンやメニュー表示でポインティング操作がしやすくなっています。
Surface用ペン
バッテリーの持続時間も10 時間となっているので、Office資料の編集やインターネットの閲覧程度なら日中は電源を気にせずに持ち歩けます。
ただし、CPUにAtomプロセッサ、メモリも最小構成では2Gと性能的な割り切られていますし、使い勝手の点でも画面の角度調整をするキックスタンドが三段階(上位モデルでは無段階)など、「サブ機」として考えられていることがわかります。
これらより、Surface 3はマイクロソフト社が考えるWindowsを使うのに最低限の性能と、持ち歩ける最も小さな大きさを示したモデルと言えるでしょう。
いつでも高性能を使うのならSurface Pro 4
先日発表されたばかりのSurface Pro 4は、モバイル使用に割り切ったSurface 3とは異なり「普通に使える」Windowsパソコンをタブレットにした製品と言えます。Surface Pro 4
画面サイズは12.3インチと二回りほど大きく、CPUはCore i7が選択可能、メモリは最大16GB、SSDも最大512GBとパソコンとしての利用にまったく問題はありません。
キックスタンドも無段階に角度変更可能なので明かりの映り込みを調整した角度にできますし、タイプカバーキーボードも独立したアイソレーション式のものとなっています。
キーボードアップ
さらにフルサイズのUSB 3.0端子を一つ備え、ドッキングポートを使えばでさらに4つ増設可能です。これはCPUにAtomを採用したSurface 3ではできません。
Surface Dock
これらにより、Surface Pro 4は普段はタブレットとして使え、かつパソコンとしてもストレスなく使うための基準としての製品と言えるでしょう。