熱帯魚/熱帯魚入門・用語辞典

#109 ベタの稚魚の病気?

生後20日のベタの稚魚の様子が、少々おかしい。まずは一匹。浮力の調整が上手く行かず、死んでしまった。その後、他の稚魚にも同様の症状が波及。考えられる原因と対策は?

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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ベタの稚魚の病気?


Q.ベタの稚魚(生後20日/5~10mm)を150匹ほど飼っています。昨日発見したのですが、1匹が底に向かい必死に泳ぐものの、自然に浮いてしまいます。色彩も他と比べく、結局今日になって死んでしまいました。

同様の症状が新たに4匹にでたのですが、どうすれば良いでしょうか?

飼育環境は、30cm水槽に水を半分ほど入れ、ろ過装置はなし。エアーと竹炭を使用。3日に1度くらい底のゴミをスポイトで取り、その分の水を足しています。餌は1日2回ブラインシュリンプ。


ベタ
ベタ
A.その環境において指摘される症状が、どのような直接的原因で発生しているのかは分かり兼ねます。ただし、水質の悪化が原因で、そういった症状がでているのではと思われます。

魚の飼育数、給餌量と比較して、絶対的に換水量が少なすぎます。ブライン2回/日であれば(それ以下でも)、毎日1/2~全量換水が望ましいです。現在の換水量であれば、アンモニアや亜硝酸が発生するか、もしくはそれ以前の段階で有機的に汚染されている筈です。

そういった事が原因で、成長速度が抑制され、はたまた病気の発生を誘発しているのだと思います。またスポンジフィルターで構わないので、ろ過器も設置してください。

しばらくは30cm水槽で構いませんが、稚魚の成長に併せて、段階的に水槽サイズ(水量)を大きくしていくことも、上手に管理する(育て上げる)コツです。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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