熱帯魚/熱帯魚入門・用語辞典

#101 夜間、上部式フィルターを止める

上部フィルターを用いて、水草を育てている。CO2が爆気されないように、日中のみフィルターを止めようと思案中。その是非は?

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

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CO2のロスを考慮して、夜間上部式フィルターを止める


Q.上部式フィルターを使用して、数種の熱帯魚を飼育しています。魚の数が多いので、サブフィルターとして外部式フィルターの購入を考えています。

水草(アマゾンソードなど)も多少入っているので、日中のみCO2のロスが無いように上部フィルターの稼動を止めようかと思案中です。日中は、外部フィルターのみ。夜間は、上部式フィルターとの併用といったスタンスは、如何なものでしょうか? 因みにCO2の強制添加は、行っていません。


外部式フィルター
外部式フィルターは、CO2のロスが少ないため水草の育成に向いている。
A.フィルターを夜間に止めるのは問題です。夜間に限らず、長時間ポンプを止めてしまうと、ろ材に繁殖するバクテリアが酸欠で死滅してしまいます。ろ過器として機能しないばかりか、水質を悪化させる元凶にもなり兼ねません。絶対に、止めてください。

CO2を強制添加していなければ、フィルターの爆気によるCO2のロスを考慮するのはナンセンスです。逆に上部式フィルターが稼動していた方が、水中のCO2濃度は上がりやすいと思います。

その環境でも、アマゾンソードのような丈夫な水草であれば、肥料さえ与えれば問題なく育つはずです。水草の根元に『アクアフローラ』などを施肥すれば、今よりももっと綺麗に育ってくれる筈です。

CO2の添加は確かに大切ですが、添加が難しいのであれば、肥料や水質といった側面を充実させると良いでしょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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