散歩/グルメ・行列・銭湯の散歩ルート

本郷でウインナーライスなる珍しいメニューをいただく(2ページ目)

ウインナーライスというメニューをご存じだろうか。本郷の喫茶店「こゝろ」で出されている、ユニークなウインナーライスを紹介しよう。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド


いよいよ「ウインナーライス」をいただく

というわけで、「こゝろ」へ向かった。この日、店内は人であふれている。女将さんが「すみませんね、取材が入っちゃって」とおっしゃる。雑誌の取材なのだそうだ。やはり人気店なんだね。着席し、ウインナーライスを注文。しばらくして出てきたのが、こちら。
炒めたキャベツ、赤いウィンナー、キュウリ、柴漬けなどがオンザライス

ウインナーライス 570円

おお、赤いウインナーがのっかっている。でも、なんか想像とは少し違うね。大量の炒めたキャベツが添えられている。食べてみると、ウスターソース味。キュウリの塩もみ、しば漬けもいいかんじだ。普通に美味しい。これで570円ならうれしいね。

この日もコーヒーをいただき、漫画本をちょっと読んで、会計。しまった、細かいものがない。すみませんと言いながら、1万円札を出す。レジのおやじさん、なんだかうれしそう。お札を受け取ると、束ねられた千円札と5千円札を出し、「1枚、2枚」と数え始める。そして、「3枚、しまい」で、ニッコリ。思わず、声を出して笑ってしまった。

なんだか気分がいいので、本郷通りを少し先まで歩こう。と、こんな看板が見えてきた。
どんな地蔵だろうか

「唐からし地蔵 西行寺」という看板

唐からし地蔵か、ちょっとお参りしていこう。入り口のところに説明文があった。それによれば、覚宝院(かくほういん)というお坊さんが、人びとの諸願成就を願うとともに咳の病を癒すため自ら座禅姿の石像を刻んで寺に安置したのだそうだ。

新しく立て直されたようだ

とうがらし地蔵が安置されているお社


では、なぜそれが唐からしなのか。覚宝院さんが「とうがらし酒」を好んだことに由来しているのだそうだ。人びとは唐辛子を供え諸願成就を願っていたとされる。
唐辛子がまつられている

リアルな顔つきのお地蔵さん

自分の姿を石で彫らせて、みんなに拝ませた。そして、とうがらし酒が好きという、なんともキャラの濃いお坊さんだったんだろうなぁ。そんなことを思いながら、お地蔵さんを拝んで、千代田線の根津駅まで歩いた。

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■こゝろ
東京都文京区本郷6-18-11
平日 9:00~19:00
土曜日 10:00~17:00
モーニングサービス12:00まで
定休日:日曜祝日
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