母親が子どもを引きとることが多い日本

思春期を迎える女の子どもがいる場合、肉体的変化の相談ができる母親と一緒に生活することが多い

思春期を迎える女の子どもがいる場合、肉体的変化の相談ができる母親と一緒に生活することが多い

3組に1組が離婚をするといわれる現代の日本では、子どもがいる場合、母親が引き取るパターンが圧倒的に多くなります。

これは、たとえ父親に親権があったとしても、子どもが小さいうちは手がかかるし、育児全般を考えると、やはり母親が引き取ったほうがいいという結論を出す人が多いからです。

それに、女の子の場合は初潮などの身体的な変化もあって、これに関しては父親では対応が難しくなってきます。いくら父親といっても、思春期の女の子が相談するには抵抗があるようです。

親権争いは子どもを傷つける

小学生の女の子を置いて家を出たAさんは、新しい男性と再婚するために離婚を決意した人です。旦那さんとうまくいっていなかったわけではなく、新しいその男性に恋してしまったという結果です。母であることより女性であったということでしょう。

でも、こんなAさんのことをご主人側は許しませんでした。「不貞を働いたのは君のほうだから子どもは渡さない、一人で出ていけ」と言い、子どもを渡すことはしませんでした。ほどなく新しい方と結婚したAさんは、その後も親権について何度か話し合いをしたけれど、結局だめだったそうです。

数年後、ひょっこりお嬢さんが母親を訪ねてきました。話を聞くと、お父さんに新しい奥さんができたそうです。邪魔にされたわけではなかったけれど、居場所を探してきた彼女は、初潮を迎えていました。「お父さんには相談できないし、新しいお母さんに相談するのは嫌」。ということで双方話し合いの結果、親権は父親のままで小学生の間または中学生の間は母親と暮らすということになりました。この決定打となったのは、娘が家出をしてきたということでした。

母親側は「ほら見たことか、女の子には母親が必要なのよ!」と息巻き、一挙に親権までとろうとしましたが、娘の「もめないで」という声にとどまったようです。

父親と母親がわが子を取り合いもめる姿は見たくない、父親も母親も「自分と暮らそう!」と言ってくれるけれど、父には新しい奥さんが、母には新しい旦那さんがいることを思うと、娘さんは困惑してしまいました。「どちらかと言ったらどちらかが傷付くから言えない。お父さんとお母さんで決めて!私はその通りにするから」と言ったそうです。

男の子でも母親を求めることが多い

男の子も、母親を求めることが多い。そのため、成人を迎えるまでは母親が引き取るようになる

男の子も、母親を求めることが多い。そのため、成人を迎えるまでは母親が引き取るようになる

もし子どもが男の子であれば身体的変化の理解もできると思うのですが、一方で母親に頼りたいという気持ちがあるのは事実です。

家事などの家庭内での仕事、そして外での仕事を父親だけが行うのは、かなりの負担になるはず。それがやがて精神的にも肉体的にも重くのしかかってくるので、結果的に家庭内で父と子の間に溝ができるということも多々あります。

そういったことを踏まえて日本では、子どもが成人するまでは母親と一緒に生活するような話し合いがなされることが多いのです。

子どもの成長を考えた話し合いが必要

シングルファザーになるかどうかの前に、まずはどちらが子どもを引き取るのか?という話し合いが必要になります。この時の大切なポイントが、上記でも触れているように子どもの成長です。

特に、子どもがこれから思春期を迎えるような年齢であれば、色々な変化に戸惑うことも多くなります。そのときに相談できる人が近くにいるのは、大切です。その役目を果たせるのがどちらなのかをしっかり考えて結論を出さなければなりません。もちろん、それが父親なのか母親なのかはその人の性格などにもよりますし、子どもの意見もあるので、総合的な判断が求められます。

ただ、ここでは冷静な話し合い、結論が必要になるので、お互いに熱くなってしまったときには、時間をおいて話し合いの場をつくるようにしましょう。


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