熱帯魚/熱帯魚の飼い方

熱帯魚の飼い方[4] 水換えの方法と注意点(2ページ目)

熱帯魚を健康を維持するために、欠かすことのできない定期的な水換え。病気や藻類(コケ)の発生を抑える為にも、定期的に正しい方法で実行しましょう。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド


水換えに必要な道具

まずは、水換えに必要な道具を一通り揃えましょう。これから挙げるものを揃えておけば、スムーズに水換えが進みます。

必ず揃えておきたいもの!

バケツ 水換えホース
▲バケツ ▲水換えホース
塩素中和剤 スポンジ
▲塩素中和剤 ▲スポンジ

バケツは、10L前後の容積のものがあると便利です。ただし10Lの水は10kg程の重さなので、力の無い女性や子供であれば、排水の手間が増えますが、もう少し小さなバケツのほうが手軽で良いかも知れません。腕力に自信があれば、20L程度のポリタンクを利用すれば、排水溝までの往復回数が少なくて済みます。

バケツとセットで必要なのが、排水の為のホース。一度セットした水槽は、重たくてそのままでは移動できません。また無理に移動させようとすると、破損の原因となるためサイフォンの原理を応用した専用の水換えホースを使用します。数百円~2千円前後でシンプルなものから、機能的なものまで多数販売されています。最低限必要な機能として、砂利の中の汚れを吸い出すことが出来るように、先端部分が加工されたものを選択しましょう。

水槽内面の汚れを落とす為にスポンジも必要です。メーカー製のものも販売されていますが、台所用の2個100円程度で販売される物の方が寿命も長く便利です。ただし、洗剤が含まれていない物を選んで下さい。

水槽の外面やこぼれてしまった水を掃除するのに、タオルか雑巾を数枚用意しておくと良いでしょう。

水道水の塩素を中和する為の、塩素中和剤を購入しておくことも忘れずに。

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あると便利なもの!

スクレーパー pH測定試薬
▲スクレーパー ▲pH測定試薬
ガラスクリーナー  
▲ガラスクリーナー  

スポンジで落とせないほど頑固に固着した、藻類(コケ)などを落とすときに便利なのがスクレーパー。DIYショップなどで売られていますので、1つあると便利でしょう。昔からそういった用途には三角定規が薦められてきましたが、新たに購入するのであれば断然スクレーパーをお奨めします。力をかけずにガラス面にこびり付いた汚れを、簡単に落とすことができます。

水質測定キットもそろえておくと、何かと便利です。pH測定試薬位は、最低限そろえておいて下さい。あくまでも現状のpH値がどれ位で、水換えをしたらどれ位になった。または、換水後1週間経ったらどれ位変化した、といった変化を捉える為のものです。一般的な魚を飼育するにおいて、薬品などを使用して調整する必要は全くありません。

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PHモニター P-1

また飼育水の状態(ろ過効率)を数値として把握する為にも、亜硝酸アンモニアの測定試薬もあれば便利です。

仕上げに水槽外側を拭くための、ガラスクリーナーもあると重宝します。

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