2015年10月の投資で気をつけたいこと
まいど、相場の福の神こと藤本です。相場を半歩先読みするためには、まず必要なのは今後何が起こる予定なのか、スケジュールを把握することです。今回は2015年10月のスケジュールを福の神流に解説いたしましょう。初旬・中旬・下旬の3つに分けて、ご紹介。重要度の★は、藤本の独断で最高三ツ星の評価をしています。
10月のチェックポイント
10月は、日経平均株価の月足ベースでの勝率(月足陽線=勝ち)が過去25年間で11勝14敗(勝率44.0%)と下落の可能性の高い月です。JASDAQ指数も、10勝15敗(勝率40.0%)と負け越しです。8月・9月と同様に大型株も中・小型株も下落の可能性が高い月と言えるでしょう。初旬
初旬の注目ポイントは、なんといっても6日、7日に開催される日銀金融政策決定会合です。直前の日米の景気指標の日銀短観では、中国景気減速で製造業は先行き不安なものの、インバウンド消費の盛り上がりなどで、内需は堅調で総じて堅調な内容だった日本と、9月米雇用統計がネガティブサプライズで、、年内利上げが遠のいたように思われる米国と、明暗分かれる結果となっています。可能性は低そうですが、日銀が黒田バズーカ砲第3弾を放てば、ビッグサプライズとなりそうです。また、日米ともに12日(月)が休場となり、3連休前の9日は思わぬ値動きになる可能性があります。5日(月)
★ 中国 上海休場(国慶節)
★ 欧州 ユーロ圏小売売上高(8月)
★ 米国 ISM非製造業景況指数(9月)
6日(火)
★ 中国 上海休場(国慶節)
★ 日本 日銀金融政策決定会合1日目
★ 米国 貿易収支(8月)
7日(水)
★ 中国 上海休場(国慶節)
★ 日本 景気動向指数・速報値(8月、内閣府)
★★★ 日本 日銀金融政策決定会合2日目・黒田総裁記者会見
8日(木)
★ 日本 機械受注(8月)
★ 日本 貿易収支(8月)
★ 米国 FOMC議事録(9月16・17日分)
9日(金)
10日(土)
中旬
中旬には、大きな経済イベントがありません。中間期決算発表が始まってくるので、個別銘柄のニュースに注目です。11日(日)
12日(月)
★ 日本 東京休場(体育の日)
★ 米国 NY休場(コロンブスデー)
13日(火)
★ 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨(9月14日・15日分)
★ 欧州 独ZEW景況感調査・ユーロ圏ZEW景況感調査(10月)
★ 中国 貿易収支(9月)
14日(水)
★ 中国 消費者・生産者物価指数(9月)
★ 欧州 ユーロ圏鉱工業生産(8月)
★ 米国 小売売上高(9月)
★ 米国 地区連銀経済報告(ベージュブック)
15日(木)
★ 日本 AppBank(6177・東証マザーズ)新規上場
★ 米国 消費者物価指数(9月)
★ 米国 ニューヨーク連銀製造業景気指数(10月)
16日(金)
★ 欧州 ユーロ圏貿易収支(8月)
★ 米国 鉱工業生産(9月)
★ 米国 ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(10月)
★ 米国 対米証券投資(8月)
17日(土)
18日(日)
19日(月)
★★ 中国 小売売上高(9月)
★★ 中国 鉱工業生産(9月)
★★ 中国 国内総生産GDP(第3四半期)
20日(火)
★ 米国 住宅着工件数・建設許可件数(9月)
下旬
下旬の注目ポイントは、日銀金融政策決定会合とその後の黒田総裁の記者会見です。その前に中国財新製造業PMI発表があります。思わぬ追加緩和発表などがあれば、大きく株価が動く可能性がありそうです。21日(水)
★ 中国 香港休場(重陽節))
★ 日本 貿易収支(9月通関ベース)
22日(木)
★ 日本 グリーンペプタイド(4594・東証マザーズ)新規上場
★ 欧州 欧州中銀金融政策発表
★ 米国 住宅価格指数(8月)
★ 米国 中古住宅販売件数(9月)
★ 欧州 ユーロ圏消費者信頼感・速報
23日(金)
★ 日本 GMOメディア(6180・東証マザーズ)新規上場
★ 中国 中国財新製造業PMI・速報(10月)
★ 欧州 ユーロ圏製造業PMI・サービス業PMI(10月)
24日(土)
25日(日)
26日(月)
★ 欧州 独IFO景況指数
★ 米国 新築住宅販売件数(9月)
27日(火)
★ 日本 パートナーエージェント(6181・東証マザーズ)新規上場
★ 米国 耐久財受注(9月)
★ 米国 S&P/ケース・シラー住宅価格指数(8月)
★ 米国 消費者信頼感指数(10月)
★ 米国 リッチモンド連銀製造業指数(10月)
28日(水)
★ 日本 バルニバービ (3418・東証マザーズ)新規上場
★★★ 米国 FOMC政策金利発表
29日(木)
★ 日本 鉱工業生産(速報・9月)
★ 米国 国内総生産GDP(速報・第3四半期)
30日(金)
★ 日本 全国消費者物価指数(9月)
★ 日本 失業率(9月)
★★★ 日本 日銀金融政策決定会合・黒田総裁記者会見
★ 中国 財新製造業PMI(確報・8月)
★ 欧州 ユーロ圏失業率(9月)
★ 欧州 消費者物価指数(10月・速報)
★ 米国 ミシガン大消費者信頼感指数・確報値(10月)
31日(土)
最後に
10月に予定されているスケジュールをキチンとチェックして、半歩先読みを行ってください!*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社や証券会社のアナリストとしての意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
*正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。