京都縦貫道全線開通で、ますます近くなった海の京都
「京都の背骨」とも言われている京都縦貫自動車道が全線開通し、宮津や天橋立といった「海の京都」へのアクセスが抜群に良くなりました。以前は途中のインターチェンジで降り、下道を延々進むだけだったのが、ダイレクトに「海の京都」へ行けるようになったことで、京都市内からの観光客も増えているようです。私たちが向かったのは、行き慣れた天橋立ではなく、舞鶴方面。まずは海上自衛隊の基地がある舞鶴港へ。若い世代はご存知ない方も多いかもしれませんが、引き揚げ船で帰ってくる息子の帰りを待つ歌「岸壁の母」で知られる場所です。昨今ではシベリア抑留と、引き揚げ関係資料が、「ユネスコ世界記憶遺産」に登録され、話題になりました。
ここではまず「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」で、普段ではなかなか拝むことができない護衛船やイージス艦を音声ガイドに沿って眺めます。
ビルのように高く、大きな船は間近で見ると大迫力! 海上自衛隊のあらましも良くわかります。約30分ほどの短いコースですが、かなり値打ちがあるので、初めての方はぜひ乗船されてみてください。船は赤れんが博物館前からの発着です。
■まいづる観光ステーション
住所:京都府舞鶴市伊佐津213番地の8
電話:0773-75-8600
出航時間:11:00より14:00まで1時間ごと
料金:1000円