熱帯魚/熱帯魚の飼育器具・水槽・用品

水道水塩素チェッカー ミズミル

タニタより発売される、水道水の塩素(カルキ)濃度を簡単に測定できる「ミズミル」。商品の特徴とガイドによるチョットした実験(水道水の塩素の変化)を紹介。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

水道水は、魚にとって毒薬!?

熱帯魚や金魚を飼う時、水道水ではそのまま飼うことが出来ません。夜店で掬った金魚を持ち帰り、水道水を入れた容器に放したら次の日にはすべて死んでしまった…… といった経験は無いでしょうか?

これは、水道水に含まれる「殺菌用の塩素」が原因で、金魚は死んでしまったのです。人間にとっては無害な含有量であっても、金魚のように体の小さな生物にとっては、致死量となり死んでしまうのです。

よって水道水を使用する場合は、

  • カルキ抜き(塩素中和剤)を使用する
  • バケツに汲み置き1昼夜程放置する
  • 浄水器を使用し塩素を除去する

などの対処をしてからではないと、飼育水として使用する事ができません。

水道水の残留塩素濃度を測る!

そこで今回は、水道水にどの程度の量の塩素が含まれるか、また条件によってどのように塩素が変化するのかを調べてみることにしました。塩素を測定するには、試薬で測定するものが一般的ですが、ワンタッチで測定できる商品があると聞き、試しに自分で購入して使用してみました。

ミズミル
▲タニタ:ミズミル

今までアクアリウム用に販売されていた商品は、試薬による比色で測定するタイプのものでしたが、「ミズミル」は5段階LED表示でワンタッチで測定できるのが特徴。

塩素チェッカー ミズミル『ON』スイッチを押しながら先端のセンサーを水に浸ければ、本体に水中の塩素濃度が0.05ppm~1.20ppmまでの5段階表示となって表示されます。
 

メーカー希望小売価格\2,500で、約1500回の使用が可能な廉価設定。一度自宅の水道水が、どの程度の塩素濃度か測ってみては如何ですか。

製品仕様
形式 EW-500
測定方式 起電圧測定法
表示方式 5段階LED表示
測定範囲 0ppm~1.2ppm
使用回数 1500回(1日1回10秒間使用の場合)
外形寸法 203(高)×30(幅)×15.5mm(奥)

製造元:株式会社タニタ

一定条件の元、水道水を「放置」「エアーレーション」「塩素中和剤を使用」した結果、塩素がどの程度の時間で抜けるのかを実験してみました。

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