写真撮影/風景・夜景を撮る

【風景撮影ナビ3】 秋の空を撮影する(2ページ目)

3回目の「風景撮影ナビ」のテーマは「秋の空」です。この季節の風景写真には絶好の被写体。撮影するタイミングで様々な表情を見せてくれるのが秋の空の醍醐味です。いろんなものに例えられる秋の空、どんなイメージで写真に撮りますか?

瀬川 陣市

執筆者:瀬川 陣市

写真撮影ガイド

太陽のオレンジ色で雲が染め上がったときがチャンス

秋の空撮影

夕焼けのオレンジ色で雲が染まったときがシャッターチャンス。最もオレンジ色が濃い時間帯まで待って撮るのも有効。


「うろこ雲」は、夕焼けとの相性も抜群にいい被写体です。

コロコロとした陰影がある「うろこ雲」に夕焼けの光が当たるとより立体感が増して見えてきます。太陽のオレンジ色が強いほどその度合いは大きくなっていきます。

タイミングとしては夕焼けが出ている日没前後のオレンジ色の太陽光が狙い目です。オレンジ色に映し出された雲は、秋の時期でしか見られない美しい色合いとなります。

ここでも撮影のときに「露出補正」を使い明るさを調整してみるのもひとつの方法です。「露出補正」をマイナス側に設定すると全体が暗くなる分、赤味が強くなって写ります。状況に応じて「露出補正」で明るさに変化をつけることが特に夕焼けには有効に働きます。

雲と夕焼けが出ているという条件つきの撮影ですが、チャンスが訪れた撮り逃すことなく写真に撮りたい瞬間です。

秋の空を眺めつつ、レンズを向けて自分のイメージの秋を撮影してみてはいかがですか。


 

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