「今日のダメージを無害化」し、「明日の活力を充電」する質の高い眠りは寝室空間全体でつくられるので、「寝室は人目につかないから」とコーディネートを怠るなんてもってのほか。ぐっすり快眠を誘ってくれる寝室空間のつくり方にはいくつかのルールがあるので、今回は3つご紹介します!
「落ち着いた色のトーンで揃える」
コントラストの強い色は避け、優しいトーンで統一しましょう!
掛け布団カバーやカーテン、カーペットなど、寝室内の大きな面積を占めるアイテムに関しては、ライト・トーナス値が低いアイボリーや黄緑色、水色、ピンクなどを使用しましょう。落ち着いた色で寝室空間を整えることで、心拍数や呼吸数、血圧も安定して安眠がサポートされます。
「シンプルを徹底する」
加湿器がない場合は、ベッドサイドにお水を置きましょう。
さらに、テレビや本棚、全身鏡などの大きな家具は極力寝室には置かず、なるべくシンプルな空間に統一するのが理想的です。地震などによる影響で大きな家具が倒れてくる可能性があると、その危険性が不安要素になり、寝室が安心モードになれる場所でなくなってしまいます。どうしても大きな家具を設置しなくてはいけない場合は、必ず家具を固定するアイテムなどを活用するようにしましょう。
また、空気清浄機や加湿器、温湿度計、間接照明などは快適な眠り空間に欠かせないアイテムなので、常に置いておくことをおすすめします。
「寝床内環境を保てる温熱環境」
羽毛ふとんは寝床内気候の維持をサポートする優秀寝具です!
日本には4つの季節があり、暑い夏や寒い冬は良質な睡眠がとりにくいシーズンともいわれています。夏には冷房や扇風機、冬には暖房やサーキュレーターなどを用いて、各季節に合わせて暑すぎず寒すぎない寝室内環境をつくるように意識しましょう。
「1日頑張って疲れたけど、ここにくると落ち着く」そう思える空間こそが寝室のあるべき姿です。梅干しを食べると唾液が出るといったような一種の条件反射と同様に、「寝室=リラックス=ぐっすり」という一連のフローが出来上がることが快眠空間の目指すところ。何から取り掛かったら良いか分からない場合は、寝室空間全体を見渡して、「眠ること」に必要なものと不必要なものを仕分ける作業からぜひ始めてみてくださいね。
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