典型的な下落トレンド
株価が急落した翌週に外国人投資家が大量な売り越し!
日経平均急落!どこまで下がる?や日経平均、大暴落の可能性は?ではショックに耐えうる体制を取ることの重要性や、下がったからといってむやみに安値に飛びつくのではなく、上昇転換のサイン(一旦安値をつけてから反発し、そこからの下げにも再びしっかり首を振って反発し、直近の高値を出来高を増して上に抜ける、上昇転換のサイン)が出るのをしっかり待ってから買いましょう、ということを書いてきましたが、残念ながら、想定されていた中でもあまり思わしくない方向に進んでしまいました。
外国人投資家が大量の売り越し!日本株は大丈夫なのか!?
そして非常に驚いたのは9月3日(木)に発表された8月24日~28日の東証投資家別売買動向データで、この週はこれまで見たことのない外国人の大量売買が確認されました。先物においてはメジャーSQの精算日にこれくらいの大量売買がなされることもあるのですが、8月24日~28日は普通の週です。現物に関しては売買合わせて26兆円超と、アベノミクス始まって以来の売買量となりました。そして結果的に、TOPIX先物は4,423億円の売越、日経先物7,634億円の売越、現物7,264億円の売越と、売越額も突出した数字となりました。これだけ先物が売買されると日中に乱高下するのは仕方ありません。現物の巨額売越しは大口の見切り売りと言えます。
日経平均が上がるかどうかは、最終的には売買の7割を占める外国人次第です。しかし、大きく下げた翌週に、大商い交錯させた末に大量売越となった点には要警戒です。大口ファンドのポジションの見直しが実行されたと考える方が自然です。
参考:日本株通信
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