奥多摩エリアの人気ハイキングコース

今回は、東京の奥多摩エリアの人気ハイキングコース「高水三山ハイキングコース」を歩いてみたいと思います。
JR青梅線の「軍畑(いくさばた)」駅までは、新宿から1時間20分ほど

JR青梅線の「軍畑(いくさばた)」駅までは、新宿から1時間20分ほど


登山やハイキングというと、遠くまで出かけなければならないイメージがあるかもしれませんが、高水三山ハイキングコースは、JR中央線と青梅線を乗り継ぎ、新宿からおよそ1時間半ほどの「軍畑(いくさばた)」駅からスタート。都心からも比較的近く、充分日帰りOKです。
都内でも、奥多摩エリアには豊かな自然が残る

都内でも、奥多摩エリアには豊かな自然が残る


このコースの一番のおすすめポイントは、豊かな自然が手つかずに近い状態で残されていること。ケーブルカーもなければ、途中に売店や自動販売機もありません。

仲間と一緒に歩くのももちろん良いですが、鳥の鳴き声や木々の葉ずれの音など、自然の音に耳を傾けながら一人で歩くのにもおすすめ。新鮮な空気を胸一杯に吸い込みながらハイキングを楽しみましょう!

高水山登山口を目指して

高水三山ハイキングコースは、高水山(たかみずさん・標高759m)、岩茸石山(いわたけいしやま・標高793m)、惣岳山(そうがくさん・標高756m)の3つの山が連なる尾根道を、およそ4時間半~5時間かけて歩くコースです。

コース中の最高峰・岩茸石山の標高も793mと、ハイキング初心者でも無理なく歩けます。

ただし、コースに入ると山道が続き、食事をするお店はありませんので、弁当を持参するのをおすすめします。また、飲料水を買う自動販売機などもないので、飲み物は持参するか、駅前のお店や自動販売機でペットボトルを買っておいてください。

なお、トイレは高水山のふもとのお寺と頂上付近のお寺の2ヶ所にありますが、なるべく駅のトイレで済ませておきましょう。
「軍畑」駅前。ポストの横に道標が出ている

「軍畑」駅前。ポストの横に道標が出ている


さて、それでは出発しましょう! 駅前のポストの隣に道標が出ているので、「高水山」を目指して歩きはじめます。このコースは道標がしっかりしているので、まず迷うことはありません。

踏切を渡り、都道193号に出て、まずは青梅線の鉄橋が見える方向とは反対に進みます。1kmほど先で脇道(平溝通り)に入ると、周囲を山々に囲まれた風景の中、道の脇を清流が流れ、早くも山里に来た雰囲気。

このあたりの地名は二俣尾(ふたまたお)といいますが、たしか村上春樹氏の小説『1Q84』に出てきた地名だな、なんていうことを思い出しながら、のどかな風景の中を歩いて行きます。
登山口を示す古い石塔

登山口を示す古い石塔


高水山の登山口にあるのが、高源寺という禅寺。門前には、昭和の前半に立てられたと思われる、登山口を示す古い石塔があります。

昔は、山歩きを楽しむというよりも、古来から山は信仰の対象でした。高水山の頂上には常福院龍学寺というお寺もありますので、おそらく、お寺への参詣者のために立てられたものなのでしょう。

次のページでは、いよいよ山登り開始!