恋愛には重要な「共通点」の無さが最大の要因!
今回に限らず、多くの恋愛が成立しない最大の要因は、男女に「共通点」が無いことです。逆に言えば、恋愛は共通点が多くあると非常に有利です。居住エリア、学歴、職場など、何かの共通点が見つかると会話が弾むきっかけになるからです。
しかし、今回はその場の誰もが、この重要性を理解していなかったのが悲劇の要因となりました。これにより、お互いの行動や気持ちがスレ違ってしまい、良くない誤解をお互いにしてしまったのです。
この「共通点のなさによるスレ違い」について、起きた出来事=事例と、僕の分析をお伝えしていきましょう。
1.デートに対しての「金銭感覚」のスレ違い
年収5000万以上、金融資産1億円以上の独身男性
男性は、ミシュラン掲載店などの有名店での食事デートを提案
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女性は、普通の居酒屋などの大衆店を希望
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男性は、大衆店の知識が無く、破談
【分析】
お互いの価値観が違うために起きた現象です。「お金持ち」は食事代やデート代で惜しみなく使うもの。
今回参加していた男性陣にとって、デートで高級店に行くのはごく当たり前のことで、気軽な誘いとして提案していたのですが、女性陣にとって(女性に限らず一般人)は敷居が高いもの。
「着ていく服にも気を使うし、初対面の男性相手と慣れないお店にいくのは緊張してしまう」「付き合ってもいないのに、いきなり高級店なんてちょっと重い……」「ハイハイついて行って、お金目当てだと思われたくない」――このようなさまざまな想いから気軽にウンとは言えず、普段よく行く大衆店を最初のデート先として提案し直したのです。
しかし、男性にとっては、逆に慣れない場所を提案された形になってしまい、リードを取る自信がなく断念。しかも、そこからお互いが歩み寄ることができなかった結果、マッチングに至らなかったのです。
2.交際に向けての「時間感覚」のスレ違い
【事例】男性は、パーティー終了後にデートに誘う
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女性は、もう一度グループで遊びたいと提案
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男性は、全員集まれる時間が作れなくて無理と、破談
【分析】
つまり、男女の間で、関係構築にかかる設定期間が異なっていたのです。
経営者の男性は、「時間=投資」と考えていて、時間の使い方にシビアです。もちろん、多忙な経営者が再び同じメンバーで集まるのが難しい、という実際の問題もあるのですが、男性陣は「再度、グループで集まる」ということを、「停滞」=脈なしと考え、わざわざ改めて時間を割くことに積極的になれませんでした。
逆に女性陣は、「次回は2人で会いたい」という男性陣のリアクションを「いくらなんでも展開が早い……」と感じてしまい、「この人、がっついている?」とか「もしかしてカラダ目当て?」などと判断してしまい、マッチングに至りませんでした。
3.「お互いの価値観」が違いすぎて歩み寄れずスレ違い
【事例】上記の事例が起きても、男性も女性もお互いに自分たちの考えを主張。
歩みよる会話にならなかった。
【分析】
価値観や生活環境の異なる人の集まりだったので、予想はしていましたが、まったくまとまりがありませんでした。このように、起こるスレ違いや誤解は、その後も数知れず。
しかも、男性も女性もその原因を理解していないため、歩み寄りも上手くいかず、結局、その日は早々に解散。
誰にとっても不幸な夜となってしまいました……。(ついでに言うと、雲が差し込み花火もロクに見られませんでした!)
>>これらの「悲劇」についてどのように対処するべきだったのでしょうか?