仲良くなろうと思わない
「どのママともうまくつきあわなければ!」なんて思っていませんか?そんなことは、無理。
役員の仕事などで、頻繁に顔を合わせなければならない場合も同様です。苦手な人に下手に出やすい人は、余分に仕事を引き受けないよう注意しましょう。「なんだか変だな」と思いながら負担を引き受けていると、余計にキライになってしまいます。無理して世間話などしなくていいし、役員の仕事をつつがなくやり遂げるという共通の目標に向かってビジネスライクに関われば十分ではないでしょうか。フェアで対等な関係をめざしましょう。
巻き込まれない
「ママカースト」と呼ばれたりする、ママたちのヒエラルキー(階層構造)が、たびたびドラマのテーマになっています。「思春期か!」と、つっこみたくなるのですが、「(子どもの)学校が同じ」ということだけで寄せ集められた集団という意味では、ママ友は、公立の小学校・中学校の友人関係と似かよったものがあるように思います。
「このママ苦手だな」と思ったら、子ども時代のクラスメートに同じようなタイプの人がいなかったか思い出してみましょう。もし思い当たる節があるなら、その時の傷つきが今も消化されていないために、子どもの頃の無力な自分に気持ちが逆戻りしているのかもしれません。
たとえば、自分に同調する人を周りに集めて誰かの悪口を言うようなママは、こわいですよね。でも、気を使って合わせても、いつか自分がターゲットにされる可能性がゼロになるわけではありません。それは子どもたちのいじめの構造と同じ。ですから、そういう「いじめっ子タイプ」には、相手の支配が及ばない距離をキープして、巻き込まれないようにしましょう。大人になったあなたには、もうそれだけの力があるはずです。
同じ地域で長く子育てをしていれば、自然と顔見知りは増えていきます。保護者会などでは「仲良くしているママたち」は目立ちますが、冷静になって周りを見渡せば、ひとりでいるママも結構いるものです。そんな「カースト圏外」のママに声をかけてみるのもいいかもしれません。
思いつめない
ママ友関係がしんどくなったら、昔からの友人に連絡を取ったり、趣味などを始めて新しい友だちを作ろうとしてみてはいかがでしょうか。子どもがいるからといって、母親としてだけ生きているわけではありません。自分らしさに立ち返り、苦手なママ友が気持ちを占める割合を相対的に減らすことによって、自分に余裕が生まれてくることでしょう。夫や、ママ友と関わりのない友人に愚痴るのもおすすめです。愚痴っているうちに、モヤモヤしていたのはこういうことだったのか!と気づくかもしれません。また、第三者から見たらどうかな?という視点を持つことは、思いつめて、ジタバタ行動し、悪循環にハマらないためにとても大切です。
苦手は苦手でいいのです。長くても卒業やクラス替えまでの数年です。無理にいいところを見つけようとしたり、頑張って歩み寄ったりせず、ほどよい距離感でやり過ごしましょう。
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