鉄道/観光・イベント列車

カフェが走る?スイーツ列車「フルーティアふくしま」(2ページ目)

2015年4月よりJR磐越西線で走り始めた「フルーティアふくしま」は、地元産のフルーツを添えたケーキやタルトとドリンクを味わいながら、列車の旅を楽しむ観光列車だ。テーブル付のゆったりした車両と広々したカフェカウンター車両との組み合わせは、おしゃれであるとともに、列車内で過ごしているとは思えない。磐梯山の雄大な姿を眺めながら、ちょっとユニークな列車に乗って会津の旅を楽しもう。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

磐越西線の車窓のメインは磐梯山

磐梯山

車窓から見える磐梯山


いつの間にか、車窓には磐梯山の姿が大きく現れていた。激しく曲がりくねった線路を進むので、山が左に見えたり右に見えたりする。やがて、磐梯山は進行方向左に定まり、列車は山裾を進み、猪苗代に到着。多少乗ってくる人がいた。
賑わうカフェカウンター

賑わうカフェカウンター

ドリンクサービス

カフェカウンターのドリンクサービス


飲食が一段落したので、1号車に行ってみる。なだらかにカーブした大きなカウンターが目を惹く。紅茶などのソフトドリンクのほか、会津のお酒、お菓子やフルーティア関連グッズも並んでいる。ついつい買ってしまうけれど、これも観光列車乗車楽しみのひとつであろう。車内はほとんどが立ち席だが、一部に丸椅子があり、誰もが自由に利用できるカウンターシートになっている。
カフェカウンター脇にあるカウンター席

カフェカウンター脇にあるカウンター席


少しだけ猪苗代湖が見え、やがて列車は山越えとなる。中山宿駅のスイッチバックは廃止となり、ごく普通の小さな駅となってしまったが、使わなくなったスイッチバック駅のホームが眼下に見渡せる。整備されて観光スポットとなったと車内アナウンスで紹介していた。
旧中山宿駅ホーム

車窓から見える旧中山宿駅ホーム


1号車車端にはトイレのほか、洗面所や化粧直しのパウダールームがある。女性客の利用が多いことを見込んでの設備であろう。

山の中の温泉宿が見えてくると磐梯熱海着。もう乗ってくる人はいない。あと15分で終点の郡山到着なのだ。

「フルーティアふくしま」に乗るには

フルーティアのロゴ

フルーティアのロゴ


会津若松から郡山までは快速運転の場合は、ほぼ1時間。普通列車でも1時間15分程度なので、ゆっくりくつろぐには、ちょっと慌しいかもしれない。ただ車窓を眺めているだけなら長く感じる列車旅も、飲食を楽しんできると実にあっけないと感じる。それだけ、充実した内容だからである。
グッズ類

車内で購入したグッズ類


「フルーティアふくしま」に乗車するには、駅の窓口で切符を買うのではなく、「びゅう」などの旅行商品に申し込まなければならない。ちょっと面倒だが、食材の準備なども必要だからやむを得ない。ともあれ、ときには「走るカフェ」に乗って旅するのも、変化があって楽しいものだ。会津方面を旅するときには、スケジュールに組み込んでみるのがおススメである。
アテンダントさん

「フルーティアふくしま」に乗務するアテンダントさん

フルーティアふくしまの公式サイト(JR東日本仙台支社)
・・・乗車希望日のスイーツ・メニューや旅行商品、運行情報などが分かる

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