ボルトのバリエーションモデル XVS950CU ボルト Cスペック
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ヤマハは中長期的経営計画の中にバリエーションモデルを投入していくと発表しています。ヤマハEUのホームページを見ると、日本でも人気のあるMTシリーズのバリエーションモデルが複数掲載されていたり、クルーザーモデルやアドベンチャーモデルにも複数のバリエーションモデルが設定されています。
日本でもYZF-R25のネイキッドバージョンMT-25のティーザーサイト【発売前の新商品の情報を断片的に紹介して閲覧者の興味を引くことを意図したホームページ】が展開されるなど、バリエーションモデルが展開されていきそうです。
ピュアリーボバーというコンセプトで車体が設計され、以前に試乗インプレッションを紹介したボルトにもバリエーションモデルが登場しました。XVS950CU BOLT-C。通称ボルトCスペックです。
スポーツテイストを味わえるVツインクルーザー ボルトをベースにカフェレーサーのテイストを盛り込んでいます。どこか新しいイメージを持ちながらクラシックテイストを盛り込んだこちらは、メーカーの車輌でありながら「改造車」の雰囲気を醸し出しています。
ボルトは以前に試乗インプレッションをお届けしていますので、違いなども含めて一週間都内の通勤で使ってインプレッションをお届けします。
まずはボルトCスペックとボルトの装備の違いをチェック
カフェレーサーと言えばバックステップとセパレートハンドルが基本です。ボルトCスペックもバーハンドルからセパレートハンドルに変更されました。ボルトは一般的な国産車用のハンドルよりも太い1インチハンドルが装備されていましたが、ボルトCスペックは一般的な太さのハンドルに変更されました。
この変更に伴い、1インチハンドル用のスイッチボックス類は全て使えないため、スイッチ類も変更になりました。ボルトに比べてスイッチ類が全て小さく、キルスイッチとセルモータースイッチが一体になっていることからMT-07やMT-09用に採用されているスイッチと見た目は非常によく似ています。シンプルで小さめのスイッチはカフェレーサーのスタイルには良く似合っています。
ステップ位置は後方に150mm、上方に29mm移動になっていますが、このステップ位置は足を下ろす時に邪魔になってしまいます。バイクを降りて押し引きする際にもすねをぶつけやすいポジション。ボルトは旋回性能が高い印象がありましたが、その旋回性能ゆえにすぐにステップを擦ってしまいました。ステップ位置が変わったのは大いに歓迎したいところなのですが、一週間試乗していてもこのステップ位置は違和感がありました。
そのほかにはメーターの位置がハンドルの真上から前方に移動したことでメーターの視認性が高くなりました。また、新デザインのシートはクッション性が優れていて、お尻がずれにくい加工が施されています。さらに前後のサスペンションが若干延長になったことで旋回性能も向上しています。