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シミ治療、40代なら光とレーザーを賢く使い分け

【しのぶ先生おすすめ♪アラフォー世代の“必勝”スキンケア Vol.2】光治療器とレーザー治療器を使い分けることで、シミを確実に取ることができます。光治療器とレーザー治療器とはどういった特性があるのでしょうか?その使い分けはどのようにするのでしょうか?シミ治療器についての基本をご説明させていただきます。

蘇原 しのぶ

執筆者:蘇原 しのぶ

皮膚科医 / 美と健康ガイド

動画で解説!しのぶ先生おすすめ♪アラフォー世代の必勝スキンケア



Q.「シミ」ってなに?

医師と女性

多くのアラフォー世代が悩む「シミ」

アラフォー世代のアンチエイジング治療に関して、患者さまから頂く声で多いのは、「シミ」です。そもそも「シミ」とは何なのでしょうか?

皮膚の色をつくる要素の中で、黒色原因となるのはメラニン色素。シミの原因もメラニン色素であることが大半です。

メラニン色素自体は、太陽光線から皮膚の細胞を守るためにメラノサイトという細胞が作る肌に必要なものです。メラニン色素のおかげで、皮膚の細胞が守られ、皮膚がんの発生を抑えてくれます。

しかし、ターンオーバーがうまくいかなかったり、日光などの刺激を過度に与えてしまうと、メラニン色素が黒い点となり肌に増えてしまいます。これらがシミです。

Q.「光治療」と「レーザー治療」のメリット・デメリットは?

シミを取る治療は大きく分けて二つあります。光治療器(IPL)レーザー治療器です。

光治療器は、「一つのシミを確実に取る」という点はレーザー治療器に劣りますが、様々な種類のシミに効果があり、皮膚のたるみ・赤ら顔・毛穴・脱毛など、他の肌悩みにも効果があります。また、治療の後にすぐにお化粧ができます(ダウンタイムがない)。 

一方、レーザー治療器は一つの治療内容に特化しているため、様々な種類のシミに一度に効いたり、ほかの肌悩みに対する効果はありませんが、狙ったシミを確実に取ることができます。確実に取れる分、治療後に赤くなったり治療前よりも一時的にシミが濃くなるなどのダウンタイムがあります。

こちらの二つの治療器をうまく使い分けることが、シミ治療においてはとても大切なこととなります。

Q.「光治療」と「レーザー治療」はどう使い分ければ良い?

肌を触る女性

自分の肌悩みに合った治療方法を選びましょう!

それでは、実際のシミ取りの使い分けについてご紹介致します。

シミが顏全体にある場合のオススメは光治療器です。全体にあるシミを一段階薄くすることができます。1個大きいものがある、スポットで少数あるなどの場合は、確実にとれるレーザー治療器がいいでしょう。 

光治療器がお勧めの人は以下の方々になります。

  1. 顏全体的にシミがある人
  2. そばかすを消したい人
  3. 初めてシミ取りの治療をするので、恐怖感がある人
  4. すぐにお化粧をしたい人(ダウンタイムがあると困る人)

一方、レーザー治療器がお勧めの人は、以下の方々になります。

  1. 取りたいシミの数が少ない人
  2. 大きなシミがある人
  3. 光治療器を何回かやったことがある人
  4. ダウンタイムがあっても大丈夫な人

シミ治療において、付け薬や飲み薬もありますが、本気で取りたいのならば、医療機器を使うことをお勧め致します。

その際に、上記のポイントを参考に、光治療器とレーザー治療器を上手に使い分けたり、シミによってはコンビネーション治療することで、確実に綺麗に取ることができます。

自分のシミの悩みに合わせた治療方法を選んでくださいね。
 

■「しのぶ先生おすすめ♪アラフォー世代の“必勝”スキンケア」連載中!
Vol.1 動くシワと動かないシワには、それぞれ適切な処置を
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